ネットショップを始めたいけれど、「Shopify」と「STORES」どちらを選べばいいのか悩んでいませんか?
本記事では、ShopifyとSTORESの違いを「操作性」「デザイン自由度」「費用」など7つの項目で徹底比較。さらに、導入事例や目的別のおすすめパターンもご紹介します。
- 目次
- 1. shopifyとは?STORESとは?
- - 1-1.Shopifyとは
- - 1-2.STORESとは
- 2. ShopifyとSTORESを7つの項目で徹底比較
- - 2-1. 操作性・使いやすさ
- - 2-2. デザインの自由度とテンプレート数
- - 2-3. 拡張性とアプリ連携
- - 2-4. 多言語・多通貨対応
- - 2-5. 国内外への販売力
- - 2-6. サポート体制
- - 2-7. コスト(初期費用・月額・決済手数料)
- 3.メリット・デメリット
- - 3-1.shopifyのメリット・デメリット
- - 3-2.STORESのメリット・デメリット
- 4. 実際の導入事例でわかる!ShopifyとSTORESの活用法
- - 4-1. Shopify導入事例
- - 4-2. STORES導入事例
- 5. shopify・STORESどっちが向いている?
- - 5-1.Shopifyが向いている人
- - 5-2.STORESが向いている人
- 6. よくある質問(FAQ)
- 7. まとめ
1. shopifyとは?STORESとは
ネットショップを始めたいと思ったとき、まず悩むのが「どのサービスで構築するべきか」という点です。中でも候補としてよく挙がるのが、世界中で使われているShopifyと、日本国内での使いやすさに定評のあるSTORESです。
1-1.Shopifyとは
Shopify(ショッピファイ)は、2006年にカナダで誕生した世界最大級のECプラットフォームで、175カ国以上・数百万店舗で利用されています。高いカスタマイズ性と豊富なアプリ連携、そして多言語・多通貨への対応力が魅力で、個人から大手企業まで幅広く導入されています。
1-2.STORESとは
STORES(ストアーズ)は、日本発のネットショップ作成サービスで、誰でも簡単にオンライン販売を始められるのが最大の魅力です。
専門的な知識がなくても、数分でショップを開設できる手軽さと、無料プランから始められるコストの低さが、多くの個人やスモールビジネスに支持されています。
あなたのEC成功を後押し!Shopify構築代行業者おすすめ16選についてはこちらの記事もぜひご覧ください!
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2. ShopifyとSTORESを7つの項目で徹底比較
ShopifyとSTORESはどちらも人気のあるネットショップ構築ツールですが、特徴や強みは大きく異なります。ここでは、ネットショップを選ぶ際に重要となる7つのポイントに絞って両者を徹底比較していきます。
2-1. 操作性・使いやすさ
【Shopify】
多機能で柔軟性が高い分、最初は操作に慣れるまで時間がかかることも。ただし、慣れてしまえば自由度の高さが大きな武器になります。本格的な運用を前提とするなら十分な価値があります。
【STORES】
誰でも簡単にネットショップを始められることを強みとしており、操作画面は非常にシンプル。商品登録やデザイン編集も直感的にできるため、初心者でも迷わず使える設計になっています。
2-2. デザインの自由度とテンプレート数
【Shopify】
有料・無料合わせて100種類以上のテーマが用意されており、HTML・CSSの編集も可能。ブランドの世界観を反映させた独自デザインが実現しやすいのが特長です。
【STORES】
無料で使えるテンプレートが豊富で、カラーパターンの変更も簡単。ただし、細かいデザイン調整や完全なオリジナル化には制限があるため、シンプルなショップに向いています。
2-3. 拡張性とアプリ連携
【Shopify】
専用のアプリストアがあり、決済・マーケティング・分析・在庫管理などのアプリを数千種類以上追加可能。サブスクリプションやポイント機能、レビュー機能なども自由に導入できます。
【STORES】
アプリという概念はなく、基本機能がすべて標準搭載されている代わりに、後から自由に拡張する柔軟性はありません。
2-4. 多言語・多通貨対応
【Shopify】
デフォルトで多言語・多通貨に対応しており、海外向けのEC展開に非常に強いです。テーマ設定やアプリを使えば、言語ごとのページ切り替えや通貨表示もスムーズに行えます。
【STORES】
基本的に日本国内向けのサービスであり、多言語・多通貨には対応していません。
2-5. 国内外への販売力
【Shopify】
国際配送設定、関税表示、翻訳、通貨換算など、越境ECに必要な機能がそろっており、世界市場での販売に対応しています。また、海外SNSやGoogleショッピングとの連携も可能。
【STORES】
国内向けに最適化されており、海外販売には不向きです。国内の小規模販売であれば十分な機能がありますが、海外展開を視野に入れる場合は選択肢から外れる可能性があります。
2-6. サポート体制
【Shopify】
英語を中心としたサポート体制が整っており、日本語サポートも拡充されていますが、一部やりとりは英語が必要になることもあります。ただし、Shopify Expertsなどの専門家支援も利用可能です。
【STORES】
国内企業によるサービスのため、日本語でのメール・チャットサポートが充実しています。困ったときに気軽に相談できる安心感は、初心者には大きなメリットです。
2-7. コスト(初期費用・月額・決済手数料)
【Shopify】
月額費用がやや高めですが、売上規模や機能ニーズに応じて柔軟に拡張できるのが強みです。
【STORES】
無料で始められ、コスト面のハードルが低い反面、無料プランだと決済手数料が高めになるため、売上が伸びてきたら有料プランへの移行が前提となります。
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3.メリット・デメリット
ShopifyとSTORESはそれぞれに強みがありますが、当然ながら一長一短があります。ここでは両サービスのメリット・デメリットを整理して比較してみましょう。
3-1.shopifyのメリット・デメリット
【メリット】
・海外販売に強く、越境ECが可能
・高度なデザイン編集や独自機能の実装が可能
・豊富なアプリで拡張性が高い
・大規模ECにも対応できるスケーラビリティ
【デメリット】
・初心者には操作がやや難しく感じられる
・月額費用がやや高め
・日本語サポートはやや限定的(ただし改善傾向あり)
3-2.STORESのメリット・デメリット
【メリット】
・無料プランで気軽に始められる
・操作が簡単で初心者向け
・日本語でのサポートが手厚い
・クーポンや予約販売など標準機能が豊富
【デメリット】
・デザインや機能の自由度が限られる
・多言語・多通貨に対応していない
・拡張性に乏しく、売上拡大時に機能面で物足りなさを感じる可能性がある
4. 実際の導入事例でわかる!ShopifyとSTORESの活用法
導入事例を見ることで、各サービスがどのような場面で活用されているのか具体的にイメージできます。ここでは、それぞれの代表的な導入例をご紹介します。
4-1. Shopify導入事例
Shopifyは、ブランドの世界観を大切にしたデザインと、スケーラブルな構築が求められる企業に多く採用されています。
【ブルーボトルコーヒー】
ブルーボトルコーヒーは、ブランドの世界観をオンライン上で効果的に表現し、国内外の顧客に向けて商品を提供するために、Shopifyを導入しました。特に、モバイルファーストのデザインや、多言語・多通貨対応など、グローバルな展開を視野に入れた機能が求められていました。
https://store.bluebottlecoffee.jp/
【KINTO】
KINTOは、ブランドの世界観をオンライン上で効果的に表現し、国内外の顧客に向けて商品を提供するために、Shopifyを導入しました。特に、モバイルファーストのデザインや、多言語・多通貨対応など、グローバルな展開を視野に入れた機能が求められていました。
https://kinto.co.jp/
【Kanro POCKeT(カンロ)】
「グミッツェル」などで知られるカンロは、Shopify Plusで公式オンラインストアを構築。
現在は日本市場向け中心の運用ですが、LINE連携・ID統合・定期便の導入など、海外展開を見据えたEC基盤として活用されています。
https://kanro.jp/
4-2. STORES導入事例
STORESは、個人やスモールビジネスの「とにかく始めたい」を叶えるサービスとして人気です。例として、個人作家が少量商品をイベントやSNSで告知してオンライン販売するケースや、カフェが自家製グッズの販売を始めるといった活用があります。
【倉式珈琲店】
倉式珈琲店が運営するSTORESを使ったオンラインショップは、同ブランドの世界観をそのままに、公式グッズやギフト商品を手軽に購入できる通販サイトとして展開されています。
https://kurashiki-online.com/
【カヌレと焼き菓子専門店 galbe】
カヌレと焼き菓子専門店 galbe(ガルブ) のオンラインショップは、 STORES を活用して運営されており、ブランドの世界観をそのままに、シンプルかつ洗練されたデザインで構築されています。
https://galbe.shop/
【ワシマ】
福井県越前市の和紙職人たちによって運営されているオンラインショップ「ワシマ(WASHIMA)」は、STORESを活用して構築された、地域密着型のクラフトECサイトです。伝統工芸・越前和紙の魅力を全国へ届けることを目的に、温かみのあるデザインとユーザビリティを両立したオンライン販売が行われています。
https://echizenwashi.stores.jp/
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5. shopify・STORESどっちが向いている?
サービスを選ぶときは、「自分が何を目指すか」によって最適な選択肢が変わります。ここでは、それぞれのサービスが向いているユーザー像を整理します。
5-1.Shopifyが向いている人
・海外にも販売したい、または将来的に越境ECを視野に入れている人
・ブランドの世界観をしっかり表現したい人
・サブスクリプションや独自機能を導入したい人
・中〜大規模な事業者、または成長を見据えたECサイト運営をしたい人
5-2.STORESが向いている人
・まずは無料で簡単に始めてみたい人
・デザインやシステムの知識がなくても運営したい人
・日本国内向けに小規模な商品を販売したい人
・個人や趣味でネットショップを試してみたい人
6. よくある質問(FAQ)
Q1. ShopifyとSTORES、どちらが人気?
A. Shopifyは世界的なシェアを持つ一方で、STORESは国内ユーザーに特化しています。どちらが「人気」というより、「目的に合うか」で判断すべきです。
Q2. 途中で乗り換えることはできる?
A. 可能ですが、データ移行や設定に手間がかかります。最初にしっかり選定しておくことが重要です。
Q3. カスタマイズしたいけど、技術的に不安です…
A. Shopifyは専門の制作会社やShopify Expertsに依頼できます。STORESはカスタマイズ範囲が限られているため、逆に安心という声もあります。
Q4. 決済手数料はどちらが安い?
A. Shopify(Shopify Payments使用時)は最安3.25%、STORESは無料プランで5%、有料プランで3.6%です。売上規模によってはShopifyの方が割安になることもあります。
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7. まとめ
ShopifyとSTORESは、それぞれに異なる強みを持つ優れたネットショップ構築ツールです。
「自由度・成長性・海外対応」を重視するならShopify、
「手軽さ・低コスト・日本語サポート」を重視するならSTORESが適しています。
プラットフォーム選びは、これからの成長に直結する大切なステップです。
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