WEBマーケティングにおけるセッションとは?ユニークユーザー数とPV数の違いも合わせてご紹介!

Session

ジャズなど音楽の世界で複数の演奏者が集まって演奏することをセッションと言いますが、今回のセッションは音楽のお話ではなくコンピュータ用語、webマーケティングにおいて使用するセッションについてです。

Webマーケティングにおける「セッション」とは

1.セッションとは

コンピュータ用語としてのセッションはプログラムが作動してから終了するまでの動作のことを「1つのセッション」と言います。
ですが、WEBマーケティング界隈では、あるWebサイトにアクセスして、そのサイトから出て行くかブラウザを閉じるまでが1セッション、というような意味合いで使用することが多いと思われます。

Webマーケティング業界でのセッションとは

2.セッションの数え方

1セッションで1ページしか閲覧しない場合もあれば、1セッションで何ページも見る場合もあります。ただし、Webページを開いたままにするなど、ページ閲覧とページ閲覧の間にある程度の時間(30分以上)が経過した場合は新たなセッションとしてカウントされます。サイトを離れて再びそのサイトにアクセスした場合も新たなセッションとしてカウントされます。

3.セッション数とユニークユーザー数の違い

セッション数とユーザー数の違いとは
セッション以外にもWebサイトの流入を表す指標があります。Google Analyticsで用いられているユーザーとは集計期間内にWebサイトに訪問したブラウザの数を表す指標です。ユニークユーザー(UU)と呼ばれますセッション数とUU数は数え方が異なります。

・セッション数は、特定の期間内に同一のブラウザを用いて
ユニークユーザーが同一サイトに複数回訪れたら、
その回数だけセッション数としてカウントされます。

・ユニークユーザー数は、特定の期間内に同じWebサイトに
同一のブラウザを用いてユニークユーザーが複数回訪問した場合は、
1ユニークユーザーとしてカウントされます。

上記の画像で確認すると、
1人のユーザーが同じブラウザで同じwebサイトを訪問した場合、この場合の数え方は4セッション、1ユニークユーザー(1UU)となります。

4.セッション数とページビュー(PV)数の違い

セッション数とPV数の違い

セッションとともにアクセス解析でよく用いられる指標としてページビュー(PV)というものがあります。ページビューはWebサイトがどのくらい見られているかを測るための指標であり、Webサイト内の特定のページが開かれた回数を表します。

セッション数とページビュー数は重要な指標なので、ここでカウントの方法を確認します。
上記の画像をケース1として、1つのブラウザでWebサイト内の3つのページを移動した場合。
この場合は1セッション、3ページビュー(3PV)になります。

セッション数とPV数の違い

上記の画像をケース2としましょう。
1つのブラウザでWebサイト内の2つのページを訪れて、電話をしていて30分放置した後、Webサイト内の違うページを訪れた場合。この場合は、2つ目のページを開いた後の30分によってセッションが終了します。その結果、2セッション、3PVをとなります。

セッション数とPV数の数え方の違い

上記の画像をケース3としましょう。
1つのブラウザでWebサイト内の2つのページを訪問した後で、違うブラウザで同じサイトを訪れて1つのページを閲覧した場合。ブラウザが変われば違うセッションになるので、2セッション、3PVとなります。

・セッション数=ユーザーがwebサイトを「閲覧した回数」
・ユーザー数=webサイトを訪れた「ブラウザの数」
・PV数=webサイト内で「ページが表示された回数」 となります。

セッション数、PV数、ユーザー数の数え方の違い

5.セッション数・ユーザー数・PV数の確認

サイトの状況を理解する上でセッション数、ユーザー数、PV数の指標をチェックする事が非常に大切です。これらの数え方として、アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を使って確認することができます。

Googleアナリティクスは、
1.Googleアカウントを取得
2.アナリティクスのトラッキングコードを取得
3.トラッキングコードをサイトに設置
まずは上記の手順から始められます。

Googleアナリティクスのご説明だけで記事が1本書けてしまう内容ですので本日は長くなってしまいますから別の機会にお話しいたしますね。

セッション数やPV数はツールを使って計測する

6.まとめ

セッション数、ユーザー数、PV数、このようなアクセス解析の指標を用い、ご自身のWebサイトがどのように閲覧されているかを研究すると、新たな対策が浮かんできてサイトの改善策が見えてくるでしょう。