Shopify Plusとは?他プランとの違いと日本国内のおすすめ制作会社一覧【2025年最新版】

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近年、国内でも急速に導入が進んでいるShopify Plus。
高機能・高拡張性を誇るShopifyの最上位プランで、D2CブランドのスケールアップやB2Bビジネスの高度な運用を支えるソリューションとして注目されています。

しかし、いざ導入を検討し始めると……
「どこまでがPlusでしかできないことなのか?」
「実際に導入するにはどこの制作会社に頼めばいいのか?」
「費用対効果は本当にあるのか?」

といった疑問や不安を感じる方も多いはずです。

そこで本記事では、Shopify Plusの全機能一覧や、他プランとの違いを明確に解説し、さらに日本国内で信頼できる制作会社を厳選紹介します。

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1. Shopify Plusとは?

Shopify Plusは、Shopifyの最上位プランで、大規模ECやグローバル展開を行う企業向けに設計されたエンタープライズ向けソリューションです。
この章では、基本概要・導入企業の傾向・日本国内での導入が進んでいる理由をわかりやすく解説します。

1-1. Shopify Plusの概要

Shopify Plusは、Shopifyが提供する最上位プランで、大規模なECサイトや年商数億〜数十億円規模の事業者を対象としたエンタープライズ向けソリューションです。

月額費用は$2,000〜(約30万円〜)と高額ですが、他のプランにはない高度な機能や柔軟なカスタマイズ性、専門的なサポートが含まれており、本格的にECを強化したい企業にとっては費用対効果の高い投資とされています。

1-2. どんな企業が導入しているのか

[世界](※1)
・Allbirds(シューズブランド)
・Heinz(食品メーカー)
・Gymshark(フィットネスアパレル)

[日本国内](※2)
・FABRIC TOKYO(オーダースーツ)
・TOOT(メンズアンダーウェア)
・ユナイテッドアローズ(アパレル)

これらの企業に共通しているのは、

・急成長によるトラフィックや注文数の増加への対応
・複数ブランドの一括管理や海外展開の推進
・カートや在庫連携など、既存システムとの柔軟な統合ニーズ

などです。

(※1)(※2)Shopify https://www.shopify.com/jp/case-studies

1-3. 日本国内での導入が進んでいる理由

日本では従来、カスタマイズ性の高い国産パッケージ型やフルスクラッチECが主流でしたが、次の理由からShopify Plusへの移行・導入が加速しています。

・越境EC、グローバル展開のニーズ増加:多言語・多通貨に標準対応
・セールやイベントに強い:高トラフィック対応、高速な処理能力
・ノーコード運用+API拡張のバランスの良さ:開発チームの負担軽減
・導入、改善スピードの早さ:短期間での立ち上げ、運用が可能
・専門パートナーの増加:国内のShopify Plusパートナー企業が支援

あなたのEC成功を後押し!Shopify構築代行業者おすすめ16選についてはこちらの記事もぜひご覧ください!

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2. Shopify Plusの主な機能一覧

shopify Plusは、標準プランには含まれない高度な機能群と企業向けサポート体制を備えており、事業の成長や複雑な要件に柔軟に対応できます。
この章では、特に導入を検討する上で注目すべき主要機能を紹介します。

2-1. カスタムチェックアウト

Shopify Plusでは、チェックアウト画面のカスタマイズが可能になります。(※1)
これにより、以下のような機能を実装できます。

・ブランドに合わせたデザインや文言の変更
・ギフト対応や独自の決済手順追加
・ABテストやコンバージョン最適化施策の導入

従来のShopifyでは制限されていた「購入直前の体験」を自由に設計できるのは、Plus限定の特権です。

2-2. マルチストア機能

Shopify Plusでは、最大10ストアまで追加料金なしで運用可能です(※Beyond 10は追加費用発生)。(※1)
たとえば以下のような構成が可能になります。

・言語別:日本語、英語、中国語ストアを分けて展開
・ブランド別:複数ブランドを1アカウントで一元管理
・B2B用/D2C用でストアを分離して運用

これにより、一つの本部で多拠点戦略を実行できるようになります。

2-3. Shopify Flow(業務自動化)

Shopify Flowは、業務のルーチンを自動化できるワークフロー構築ツールです。(※1)

・注文金額が高い顧客に自動でタグ付け → メール配信連携
・在庫が一定数を下回ったらSlackに通知
・特定の支払い方法での注文を自動でフラグ付け

ノーコードで使えるのが強みで、マーケティング部門やCS担当でも活用できます。

2-4. Launchpad(セール・キャンペーン自動化)

Launchpadは、事前に設定した日程でセールや新商品の公開、価格変更などを自動化できる機能です。(※1)

・ブラックフライデーや年末年始セールなどの準備が効率化
・価格変更、商品公開、バナー変更を一括スケジュール
・イベント後に元に戻す処理も自動で実行可能

高トラフィック時の人的ミスを防ぎ、運用の精度を高められるのが大きな魅力です。

2-5. B2B on Shopify(法人向け販売機能)

2022年から正式リリースされた「B2B on Shopify」では、以下のような法人向け販売機能が標準搭載されています。(※1)

・法人アカウント/担当者の管理
・取引先ごとの価格設定・支払条件(請求書払いなど)
・非公開の法人専用ストア構築
・複数バイヤーによるチーム購入フロー

これにより、Shopifyで本格的なB2B販売が可能になりました。

2-6. 専任マーチャントサクセスマネージャーのサポート

Shopify Plus契約企業には、専任の担当者がサポートにつくのも大きなポイントです。(※1)

・成長戦略に応じた機能活用の提案
・技術的な導入サポートや新機能の案内
・Shopifyのエキスパートチームとの橋渡し

自社だけでは気づけない改善ポイントを提案してもらえるため、内製だけでは得られない「外部知見の活用」が可能になります。

2-7. API制限の緩和/外部システムとの拡張連携

Shopify Plusでは、標準プランよりも高いAPI制限枠(レートリミット)が設定されており、以下のような用途に最適です。(※1)

・ERP/WMS/POSなどの外部システムとのリアルタイム連携
・会員情報や注文履歴の大量データ処理
・独自アプリ開発やヘッドレスコマースの導入

技術的制約が減り、企業独自のシステム設計が可能になるのが強みです。

(※1) shopify https://www.shopify.com/jp/plus/pricing

あなたのEC成功を後押し!Shopify構築代行業者おすすめ16選についてはこちらの記事もぜひご覧ください!

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3. Shopify Plusと他プランとの違い

Shopifyには複数の料金プラン(ベーシック、スタンダード、プレミアム、Plus)が存在しますが、その中でもShopify Plusは明確に別格の存在です。
ここでは、料金・機能・使える戦略の違いを中心に、Plusが他プランとどう異なるのかを整理します。

3-1. コスト比較(月額$2,000〜の価値とは)

 

shopify料金表

https://www.shopify.com/jp/pricing

hopify Plusは一律の価格ではなく、規模や要件に応じて個別見積もりになる場合があります。

3-2. 技術的・戦略的にできることの違い

ベーシック〜プレミアムでは制限があるが、プラスだと制限がないものは以下のようなものです。

・チェックアウトのカスタマイズ
・マルチストア管理
・B2B対応
・高速セール対応(Launchpad)
・業務自動化(Shopify Flow)
・専任サポート(MSM)

→ Shopify Plusでは、EC運営の“制限”がほぼなくなり、戦略に沿った自由度の高い構築が可能になります。

3-3. 実際にPlusが必要になるフェーズとは?

以下のような条件に当てはまる場合、Plusへの移行を検討する価値があります。

[Shopify Plusが必要になるタイミング例]
・年商が1億円を超え、運営が複雑化してきた
・複数ブランドや海外ストアを一元管理したい
・B2B販売や法人アカウント管理を強化したい
・ブラックフライデーやセールのアクセス集中に耐えたい
・社内にマーケ・EC・開発のチーム運営体制が整っている

特に、既存の仕組みや社内業務にShopifyを合わせたいと感じている事業者にとって、Plusは最適な選択肢です。

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4. Shopify Plusはどんな企業に向いているか?

Shopify Plusは高機能・高価格なプランである一方で、すべての企業にとって「最適な選択」とは限りません。
この章では、Shopify Plusが本領を発揮するケース、つまり導入することで明確な成果が期待できる企業タイプを解説します。

4-1. 年商1億円以上、複数ブランド・多言語展開

Shopify Plusは、10ストアまでを1契約で運用可能。以下のようなニーズを持つ企業には非常に相性が良いです。

・国内外で複数ブランドを展開している
・多言語/多通貨での販売が必要
・管理画面、在庫を共通化したい

→複数ストア運営を想定している時点で、Plusのコストメリットは大きくなります。

4-2. 大規模セールやローンチを頻繁に行う事業者

キャンペーンやセールのたびに、毎回手作業で設定していませんか?

・ブラックフライデー/年末年始などのセールが多い
・新商品の一斉公開など、タイムスケジュールが重要
・スタッフ間での作業漏れ、ミスが気になる

→ LaunchpadやFlowで自動化できるため、運用の安定性とスピードが格段に上がります。

4-3. B2B(法人販売)とD2Cを両立したい企業

今や「B2BとD2Cを同時に運用したい」というニーズは当たり前になっています。

・法人価格、個別契約、請求書払い対応が必要
・クローズドの取引先ストアを設けたい
・卸先ごとの担当者、購買フローを制御したい

→ 「B2B on Shopify」を使えば、こうしたニーズに標準で対応できます。

4-4. 自社システムや在庫管理と連携したい企業

・ERP/WMS/POSなどの社内システムとAPI連携したい
・オリジナルのデータ処理やBI分析を行いたい
・ノーコードツールだけでは限界を感じている

→ Shopify Plusなら、APIレートリミットが大幅に緩和されており、大量アクセス・大規模データ処理に対応可能です。

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5. 日本国内のShopify Plus制作会社・パートナー一覧

Shopify Plusの導入を成功させるカギは、信頼できる制作会社(パートナー)を見つけることにあります。
Plusは標準プランよりも自由度が高い分、要件定義・開発・運用のパートナー選びが重要です。

この章では、Shopify公式のPlusパートナー制度と、日本国内の信頼できる制作会社を、特徴別にピックアップしてご紹介します。

5-1. Shopify公式Plusパートナーとは?

Shopify Plusパートナーは、Shopify社が技術力・実績・専門性を認定した制作会社や開発会社です。
特に以下のような要件を満たす企業が認定を受けています。

・Shopify Plusの導入・運用経験が豊富
・B2B、越境EC、API連携などの開発実績あり
・クライアント規模や業種に応じた戦略設計が可能

→ Shopify公式サイトでの検索や、Shopify Experts Marketplaceからも確認可能です。
https://www.shopify.com/jp

5-2. 実績・得意分野別おすすめ制作会社5社紹介

「株式会社Rabo」

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当社、株式会社Raboは、デジタルマーケティング事業及びD2C支援事業を展開する会社で、初期費用0円からECサイトの構築を行っています。Raboは「Shopify専門」の制作会社なので、他社に比べ「スピーディ」かつ「安価」なだけではなく、「高度なカスタマイズ」にも対応できる点が特徴です。また、ECサイトの事業フェーズに合わせて、作業工数削減の提案やマーケティングの相談にも対応しており、ECサイト構築だけではなく、構築後のサポートも行っております。構築実績として、「日テレホールディングス」、「カルチャーエンターテインメントグループ」などがございます。中小企業~エンタープライズまで幅広く対応しており、年間売上が数千万円~数十億円のECサイトについて運用をサポートしています。

https://www.r-abo.com/d2csolution/lp/development_05

「株式会社ハックルベリー」

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株式会社ハックルベリーは、Shopify向けのアプリ開発とEC支援に特化した企業で、急成長を遂げています。2020年に「送料無料バー」などのShopifyアプリをリリースして以来、現在は12種類のアプリを展開。特にサブスクリプション機能を提供する「定期購買アプリ」は、日本市場に適した機能として高く評価されています。

同社は、単なるECサイト構築にとどまらず、アプリの提供やマーケティング支援を通じて、集客から売上拡大まで一貫したサポートを行っています。また、国内外の多様なEC事業者向けにサービスを提供し、Shopifyの活用において日本の商習慣に合わせたカスタマイズを強みとしています。

https://huckleberry-inc.com/ec-store-development

「株式会社R6B」

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株式会社R6Bは、Web制作に加えてInstagramコーチングやECサイトの機能構築など、多岐にわたるサービスを提供しています。東京・大阪・札幌を拠点にし、D2CやB2B、越境ECに対応した最新のビジネスソリューションを提案しています。

同社の特徴の一つとして、完全紹介制で受注を行う点があり、高品質なサービス提供を目指しています。また、ECサイト向けの撮影サービスも提供し、ブランディングの強化に貢献しています。リリース後も運営支援を行い、売上拡大に向けたサポートを一貫して提供することで、顧客との長期的なパートナーシップを築いています。

https://r6b.jp/

「株式会社ウェブライフ」

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株式会社ウェブライフは、ブランドの世界観を重視したECサイト構築を得意とする制作会社です。Shopifyを中心に、デザイン性とユーザビリティを両立したEC構築を提供しています。初期設計から運用支援まで一貫対応し、売れるストア作りをサポートします。

https://web-life.co.jp/

「株式会社フルバランス」

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株式会社フルバランスは、Shopifyを活用したECサイト構築に特化し、顧客のビジネス成長をサポートする企業です。2004年に設立され、長年のIT業界での経験と高度な技術力を基に、国内外の企業向けにECサイトの企画、開発、運営を提供しています。また、日本初のShopifyに関する技術書やビジネス書を出版し、業界内での信頼性も高いです。

フルバランスの主な強みは、単なるECサイト構築だけでなく、リリース後の運用や売上拡大に向けた支援を一貫して行う点にあります。特に、顧客体験を最優先し、テンプレートに頼らないオリジナルのサイト設計やアプリ開発を通じて、463%の売上成長率を達成した実績があります。

https://fbl.jp/

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5-3. 制作会社を選ぶ際のポイントとチェックリスト

1.導入実績
→Shopify Plusのプロジェクト経験があるか

2.得意業種
→自社の業種(アパレル・食品・B2B等)とマッチするか

3.技術力
→API・多言語・POS連携など、必要な開発に対応できるか

4.提案力
→単なる実装でなく、売上を伸ばす視点での提案ができるか

5.体制・対応範囲
→構築だけでなく、運用・保守・改善まで支援可能か

※「料金が安いから」「聞いたことがあるから」だけで選ぶと後悔しやすいポイントです。

6. まとめ

Shopify Plusは、他のプランや国産のECプラットフォームと比べて料金は高めですが、その分、圧倒的な柔軟性・多機能性・成長支援体制を備えたエンタープライズ向けのECソリューションです。

Shopify Plusは、非常にパワフルなECプラットフォームですが、
「本当に自社に必要かどうか分からない」
「機能は魅力的だけど、どう導入を進めればいいか不安」
と感じている方も多いのではないでしょうか?

そんなときこそ、経験豊富なパートナーと一緒に判断・設計することが、失敗しない最短ルートです。

私たちraboは、Shopify Plusに特化した支援を行う国内パートナーとして、
導入前の無料相談から、設計・構築・アプリ選定・運用改善まで一気通貫でサポートしています。

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