【SEOに関係】検索結果画面にあるディスクリプションって何?設定方法も解説

SEOにおいて、検索結果画面に表示されるタイトルとディスクリプションについて知っておくことは基本です。ディスクリプションにはタイトルを補足してクリック率向上などを達成する役割があります。

しかしSEO初心者にとって、ディスクリプションを理解するのは簡単ではありません。今回は検索結果画面に表示されるディスクリプションとはそもそも何なのか、重要性や設定方法などを初心者にも分かりやすく解説していきます。

1.SEOにも関係する、検索結果画面に出てくるディスクリプションとは

ディスクリプションとは「description」と記載され、もともと「説明」といった意味を持つ英単語です。SEO分野では検索結果画面に表示されるリストにおいて、タイトルの下部に表示される補足文章を指します。

ディスクリプションはWebサイトにおいて、各ページに「meta description」というタグを用いて記載されています。ただしmeta descriptionに設定した内容がそのまま反映されるとは限りません。検索クエリに合わせるために検索エンジンが自動で判断を行い、内容を書き換えることがある点にも注意してみてください。

検索結果画面においてディスクリプションが表示されない場面というのはまず考えられません。タイトルとディスクリプションは検索結果画面においてリスト表示される各ページの最小単位となっています。このためディスクリプションをよく理解しておくことは、SEOの基本を理解することにもつながるでしょう。

2.クリック率などに影響する!SEOにも関係するディスクリプションの重要性とは

ディスクリプションはSEOにおいて、次のような点で重要です。

意味の分からないディスクリプションの表示を防ぐ

検索エンジンには、ディスクリプションを適宜判断して自動表示する機能があります。ただしその機能はまだ完全とは言えません。

もしディスクリプションを設定していないと、本文から内容をつぎはぎしたような意味の分からないディスクリプションがユーザーへ表示される可能性があります。ユーザーが混乱するとクリック率が下がる原因にもなるので、あらかじめ自分でディスクリプションを設定しておいたほうがSEO面で安心できるでしょう。

ちなみにディスクリプションが長過ぎると途中で省略されてしまうため、100文字前後といったスマートフォンでも表示されやすい文字数に収めながら書くことなどがコツとなってきます。

タイトルを補足してページ内容を分かりやすくする

検索結果画面において、タイトルだけで表現できる内容は限られてきます。30文字といった短い表現で競合のページと差別化するのは簡単ではありません。そこで補足情報としてのディスクリプションが活きてきます。

ディスクリプションの情報量はタイトルよりも数倍は多いため、

  • 結果として何が言いたいか
  • どんな悩みを解決できるのか
  • 何を説明するのか

などを解説することで競合と内容を差別化しやすくなるのがポイントです。実際ユーザーがページをクリックする際はタイトルだけでなく、ディスクリプションもよく確認されているので重要です。

分かりやすくてページの内容が簡潔にまとめられているディスクリプションを記載すれば、クリック率などが向上するので結果的にSEOにもよい影響が出るでしょう。

スムーズに検索エンジンへ内容を伝える

検索エンジンには、インターネット内のページを確認してデータベースへ保管するために巡回を行う「クローラー」という機能があります。クローラーはメタタグといったページ内の要素を読み取ってページの内容を把握・保管していきます。

Webページに適切なディスクリプションが記載されていれば、クローラーが素早くページの内容を理解してくれるのがポイントです。巡回頻度の向上などにも効果があるので、設定しておいたほうが有利です。

ちなみに面倒という理由で、複数ページで同じディスクリプションを使い回している方もいらっしゃいます。これは推奨されていない方法です。ページごとに適切な内容が記載されていないとユーザーもクローラーも混乱してしまうでしょう。

多少面倒でもページごとに内容をまとめて個別のディスクリプションを用意することをおすすめします。WordPressといったツールを使えば比較的簡単にディスクリプションを設定できるので、次の章からご説明していきます。

3.簡潔に理解しやすく!SEOにも関係するディスクリプションの設定方法を解説

ここからはSEOにも関係する、ディスクリプションの設定方法を解説していきます。

HTMLタグとして直接書き込む場合

Webサイトにおいて各ページを構成しているHTML、PHPファイルなどへ直接ディスクリプションタグを書き込む方法です。

Webページのソースコードには、必ず<head>~~~</head>と書かれたページ本文を読み込む際に必要な要素を書き込んだ部分があります。ディスクリプションタグもこの中へ記載すると反映されるのがポイントです。

ディスクリプションタグの詳しい書き方は、<meta name=”description” content=”  “>となります。metaタグと呼ばれる、ページを構成する基本要素を記載するタグにnameという属性でディスクリプションを指定、content属性内に実際の文章を記載することで内容が反映されます。このやり方だと自由な位置にディスクリプションタグを入れ込めますし、WordPressなどでもソースコードが操作できれば応用が利くのがメリットです。

ただしcontent=””の中に文章を直接入力するとミスする可能性があります。テキストエディターなどに書いた文章を、content=””内にコピペすると安心です。headタグ外にディスクリプションタグを記載するとエラーが起きるので注意してみてください。

WordPressといったサイト制作ツールを使う場合

WordPressといったCMSなどはサイト制作を初心者でもこなせるように工夫されたツールです。またECサイトを制作する際にもASPと呼ばれる、Web上で簡単にサイトを編集できるサービスが用意されています。こういったツールでは、タグを直で挿入するよりも簡単にディスクリプションを挿入することができます。

たとえばWordPressを例にとると、各投稿したページの下部欄に「meta description」と書かれた入力欄があるのがポイントです。そこへ文章を入力すれば、後は自動でタグとして反映されるのでいちいちタグを入れ込む必要がありません。

またWordPressの場合、プラグインという形でSEOをサポートするツールが多数提供されています。こういったツールではより簡単に、そして細かくディスクリプションを操作できるようになっているのもポイントです。

ただしツールの更新エラーなどでディスクリプションが反映されないケースもあります。もしエラーが起きた際は原因を確認して、こちらの人的エラーであれば訂正を行ってみてください。

4.まとめ

今回はSEOの基本となる、検索結果画面に表示されるディスクリプションについてご紹介してきました。

ディスクリプションはタイトルとともにクリック率などへ影響する重要なSEO要素です。設定方法はタグで直挿入する方法と、ツールの機能から入力する方法の2種類があります。面倒な場合はツールの機能を使い、ページごとに内容を設定できる体制を整えておくと安心です。

ぜひディスクリプションを理解してSEO対策を実行できるようにしておきましょう。