アンケート広告でユーザーの注目を集めよう!
Facebook広告はFacebook上で収集された粒度の細かいデータを分析へ活かせる広告として有名です。Facebook広告にはさまざまな投稿タイプがありますが、その中にアンケート広告があります。
今回はFacebookのアンケート広告が気になっている方向けに、アンケート広告の概要や種類、投稿のやり方やメリットなどを解説していきます。
1.アンケート広告とは?
Facebookのアンケート広告とは、Facebookのモバイルフィード上で2択のシンプルな選択肢を用意できる投稿を指します。ユーザーは表示された選択肢から好きなほうを選んで、全体の投票結果を確認することが可能です。
現在Facebookに限らず広告市場では、インタラクティブ動画を使った広告が認知度を高めています。インタラクティブ動画とはユーザーと動画制作者側が双方向にコミュニケーションを取れる動画であり、具体的にはユーザーがボタンクリックといったアクションを動画再生中に取ることで動画内容が変わります。
Facebookのアンケート広告でも選択肢によって表示するリンクを変えるといったユーザーに合わせたアピールが可能です。動的な要素を持ったコンテンツとして、アンケート広告は有用性が高いです。
ちなみにFacebookだけでなくInstagram上でも、同じようなアンケート広告を配信できます。Facebookの広告マネージャー上からFacebookのアンケート広告と同じように設定できます。
2.どんな種類がある?
Facebookのアンケート広告には、次のような種類があります。
・アンケート選択肢を表示するだけ
・アンケート選択肢+選択肢に応じたリンクを表示
・アンケート選択肢+アプリインストール用のCTAボタン設置
たとえば「ECサイトの売上を伸ばしたい」という方は、対象となる商品2つを広告内で説明して選択をお願いし、選択されたほうの商品ページへ誘導を行うといった使い方ができます。
またアプリインストールの場合は「どちらを攻撃する?」といったアプリの内容がわかるようなアンケートを出して興味を引き、そのままアプリインストールへとつなげる手法も取れるでしょう。
アンケート選択肢を表示するだけでも面白いですが、やはりリンクを追加して導線を用意しておいたほうがマーケティング的には有利です。アンケート広告を運用しながら最適な選択肢の表示方法などを身に付けていきましょう。
3.アンケート広告の設定方法 Facebook / Instagram
ここからはFacebookおよびInstagramでのアンケート広告設定方法をご紹介していきます。ちなみにアンケート広告はモバイルフィード以外で配信してしまうと、選択肢が非表示になって意味がなくなるので注意してください。
Facebookでのアンケート広告の設定方法
Facebookでアンケート広告を設定する方法は次の通りです。
【1.Facebookの広告マネージャーを開き、キャンペーンの目的を選択する】
まずはFacebookの広告マネージャーを開き、キャンペーンの目的を
- リーチ
- ブランドの認知度アップ
- トラフィック
- アプリのインストール
などから選択します。
【2.広告フォーマットを動画へ設定して「アンケートを追加」をクリック】
次に広告フォーマットを設定していきます。アンケート広告では動画フォーマットしか選べません。ですから広告にする動画をアップロードして選択する必要があります。動画を選択し終わった後は表示された「アンケートを追加」ボタンをクリックします。
【3.アンケート編集画面で各項目を入力】
次にアンケート編集画面で、
- アンケートの質問:70文字以内
- 選択肢1:20文字以内
- 選択肢2:20文字以内
- 選択後のURL(任意)
などを入力していきます。
上記の通り入力可能文字数が決まっているので、コンパクトに聞きたい内容をまとめて分かりやすく説明する必要があります。直感的にユーザーが選択できるようにしておきましょう。またプレビュー機能を利用しながら、表示におかしい部分がないか実際の配信前に確認するのも重要です。
【4.「保存」を押して実際に投稿を行う】
内容が決定したら最後に「保存」ボタンをクリックして、実際に投稿を行っていきます。配信後の結果は広告マネージャー上で確認可能です。
アンケート広告を広告マネージャー上から選択して「チャートを見る」タブをクリックすると、
- 確認できたリーチ人数
- 総合の投票者数
- 選択肢ごとの投票数
などが表示されます。どのくらい反響があったのか確認しておきましょう。リーチ人数に対して投票者数があまりにも少ない場合は、動画クリエイティブにも改善を加える必要が出てきます。
Instagramでのアンケート広告の設定方法
Instagramでのアンケート広告の設定方法は次の通りです。
- Facebook広告マネージャーからキャンペーン目的を設定
- ストーリーズのみを選択
- 画像(9:16)または動画(最大15秒)を設定
- 「インタラクティブなアンケートを追加」を選択、アンケート要素の位置と大きさを決定
Facebookの場合と違いInstagramでは画像クリエイティブにもアンケート配置ができます。またアンケート要素の大きさ調整も可能なのでクリエイティブの雰囲気を壊さず配信できます。Facebook上での配信と同じく、広告マネージャー上でパフォーマンスの確認が可能です。
Facebook広告とInstagram広告を併用している方も多いので、出稿の際参考にしてください。
4.アンケート広告のメリットとは?
Facebookでアンケート広告を利用すると、次のようなメリットがあります。
投票結果を今後のマーケティングの参考にできる
Facebook広告でアンケート広告を配信すると、投票結果を投稿者側でも確認可能です。2択のみの選択肢で誰が回答したかなども分からないので細かい分析はできませんが、「ユーザーがどんなファッションスタイルに関する投稿を求めているのか」といった内容を調べることは可能になっています。
アンケート広告を利用しながらマーケティングの参考にしてみてください。
ユーザー参加型の投稿なので、エンゲージメントを獲得しやすい
アンケート広告は通常のユーザーがアクションできない広告と比較して、選択肢のタップというアクションを広告が流れているときに取れるようになっています。ユーザー参加型の投稿は企業が情報を流すだけの広告と比較して、エンゲージメント率が高まりやすいなどのメリットがあります。
広告の内容に対してより興味を持ってもらうためにも、アンケート広告の活用は重要です。ただし逆にエンゲージメント率が下がってしまう場合もあるので、検証を行いながらアンケート広告が向いている内容を分析していく必要もあります。
クリエイティブと組み合わせて今までにないアピールが可能
アンケート広告を利用すれば、クリエイティブと組み合わせて今までにないアピールが可能です。
たとえば「選択肢を2つ出した後、その2つの選択肢両方に適合している製品を表示する」といったアピールを動画で行い成功した飲食チェーンの事例もあります。
ただアンケートを選択してもらうだけでなく選択肢と連携させた内容を動画として制作して訴求すれば、より高いエンゲージメント率などを見込めるようになるでしょう。
5.まとめ
今回はFacebook広告におけるアンケート広告の概要や種類、実際のやり方やメリットなどをInstagramでのアンケート広告といっしょに解説してきました。
FacebookおよびInstagram上でアンケート広告配信ができれば、ユーザー参加型のインタラクティブな広告を配信してユーザーに合わせた導線を用意できます。また広告のアピール方法にも幅が出て多彩な広告を作成できるようになるでしょう。
ぜひアンケート広告を配信して効果分析を行ってみてください。
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