「邪魔じゃない広告」…!?実はすごい、オーディオ広告(デジタル音声広告)とは?①

オーディオ広告

皆さんは広告が表示されたときどう思いますか?

たとえばYoutube再生中に何度も動画広告が挟まれたら「早く動画の続きを見たい」とイラ立ってしまう方も多いでしょう。

また、広告が表示されただけで嫌悪感を覚えるケースもあり、広告ブロックツールを使う方もいます。

このように広告は邪魔なものと捉えられがちですが、
最近利用が広まっている「オーディオ広告(デジタル音声広告)」はユーザーの邪魔をしない広告として注目されているのがポイントです。

今回はオーディオ広告の活用を考えている方向けに、特徴や事例をご紹介していきます。

オーディオ広告とは

1.少し前から話題の「オーディオ広告」とは

オーディオ広告とはデジタルオーディオアドとも呼ばれ「音声が中心となる媒体へ発信される広告」を指します。

オーディオ広告が人気を呼ぶ前には、ラジオを介してCMを流す音声広告(ラジオ広告)が使われていました。
しかしラジオ広告では広告枠をあらかじめ買い取った上で決まったタイミングで広告を流す純広告手法になってしまうのがネックです。

その点、オーディオ広告は、音楽ストリーミングサービスやインターネットラジオといったデジタル音声メディアへ向けて広告を発信でき、計測データをもとに運用を行えることがポイントになります。

いわば従来の音声広告のメリットをデジタルで拡張させたのがオーディオ広告と言えるでしょう。

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デジタル技術についてはアメリカが先駆者になるパターンが多いですが、オーディオ広告についても同じことが言えます。

あるアメリカの広告協議会のデータによると、
・2018年度:22.51億ドル
・2019年度:27.28億ドル
・2020年度:30.85億ドル
といったようにアメリカ内のオーディオ広告媒体の収益は年々増加傾向を見せています。

また日本国内についてもオーディオ広告についての市場データが存在しており
・2019年:7億円
・2020年:16億円
2023年:245億円
2024年:350億円
2025年:420億円
と現時点で市場規模はあまり大きくはありませんが、2025年には420億円になるほど市場が急速に拡大していくと予想されているのもポイントです。

デジタル音声メディアが今後さらに広がれば、オーディオ広告が活発に活用されるようになるでしょう。

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2.「オーディオ広告」の特徴(かなり優秀…!

①耳から聴けるので邪魔にならない

従来の広告でも音声は使われてきましたが、視覚に訴える手法が中心でした。

たとえばWebサイトやアプリなどに画像広告を貼る手法は視覚メインの代表事例ですし、映像といっしょに音声を流して訴求する動画広告も見た目のインパクトが重視される傾向にあります。

しかし、その中で視覚に訴える広告に疲れを感じる方も増加しているのは見逃せないポイントです。
視覚を占有してしまう画像広告や動画広告を邪魔なものとして見る方も増えている状況です。

一方オーディオ広告はながら聴きのニーズをすくいながら市場成長を遂げています。

仕事をしながらポッドキャストを聴く
家事をしながらインターネットラジオで最新ニュースを確かめる
といったように、他の行動をしながらデジタル音声メディアを活用する方が多いのが現状です。

オーディオ広告はディスプレイ系の広告と違い視覚を占有しません

なので、「ながら」で他のことをしていても広告がユーザーへタッチできるのが大きな強みです。

今まで耳の可処分時間については注目されていませんでしたが、今ではオーディオ広告を提供する事業者が数多く存在しています。

②ブランディングに効果が高い

オーディオ広告のながら聴きでも訴求ができる強みは、ブランディングの上で大きな効果をもたらします

画像広告や動画広告では、デバイスに映る画像・映像を見てもらわないとブランド認知が難しいです。

もちろん動画広告には音声も含まれています。
しかしデフォルトで音声がOFFになっているケースも多く、音で訴求できているとは言い難い状況です。

オーディオ広告の場合は最初から音声だけで訴求できるように構成されているのが特徴です。

目が他の行為に使われていても耳は空いている場面は多く、日常のさりげない時間に自社のブランドをユーザーへ発信できるのがメリットになっています。

もちろん「つい最後まで聴いてしまった」というような感情を引き出せる広告を流せれば、ブランド認知だけでなく商品の比較検討やコンバージョンといった先のエンゲージメントも実現できるかもしれません。

実際エンゲージメント獲得につながるようなインタラクティブ音声広告も配信されており、オーディオ広告の可能性を広げています。

今後オーディオ広告を実施する上で訴求方法を工夫してみるとよいでしょう。

③アドフラウドの発生を防げる

従来の広告では「アドフラウド」の発生が問題となっています。

アドフラウドとは、広告を掲載しているメディア側の人間が不正にクリックを行ったりといった行為で、広告効果を水増しして報酬を獲得しようとする手法です。

現在ではアドフラウドの発生を感知して防止できるツールも登場しており、以前よりアドフラウドを実行しにくい環境にはなっています。
しかし100%防げるわけではないので、広告配信時には注意する必要があります。

対して、オーディオ広告の場合はアドフラウドが起こる可能性がもともと低いです。

またオーディオ広告はスキップされるケースが少なく完全再生率も高めになっています。
届けたい情報を水増しされることなくユーザーへ届けられるのもオーディオ広告の強みです。

④運用型広告として計測が可能

オーディオ広告はデジタル音声メディアへ広告を発信できます。
つまり分析ツールによって数値測定を行い運用を行っていけるのもポイントです。

従来のラジオ広告の場合純広告の側面が強いので、料金も高くなってしまい参入がしにくいデメリットもありました。

しかしオーディオ広告の場合ユーザーのターゲティングを行い必要なユーザーにだけ広告を配信可能です。

結果的に無駄な費用を抑えることが可能になり、中小規模の事業者でも簡単に参入できるようになっているのがポイントです。

また分析によって広告精度を高めれば高いコストパフォーマンスを実現できるでしょう。
運用を継続して独自のノウハウを蓄積してみてください。

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3.日本での「オーディオ広告」事例

日本では次のようなオーディオ広告事例があります。

Spotify

音楽ストリーミングサービスの「Spotify」では、無料ユーザーの利用中に音声広告を流すプラットフォームを提供しています。
音楽ジャンルやプレイリストといった音楽ストリーミングサービスならではの点でターゲティングができるのがポイントです。

Radiko

インターネットラジオとして人気がある「Radiko」では、ユーザーが聴いた番組履歴や会員情報といった各データを基に広告配信ができるプラットフォームを提供中です。
また位置情報やブランドリフトを連携させて配信することも可能になっています。

ニッポン放送 ポッドキャストオーディオアド

・ポッドキャストアプリ
・スマートスピーカー
・Webサイト
といった多様な媒体へ対応しています。

どの媒体でも、CPM課金によって配信効果を数値で確実に測定可能です。

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4.「オーディオ広告」まとめ

今回はオーディオ広告の特徴や事例などをご紹介してきました。

耳の可処分時間を有効活用できるオーディオ広告は
ながら聴きができる
パフォーマンスの質を高める運用が可能
といったメリットがあります。

SpofityやRadikoといった音声コンテンツが今後日本でさらに広がれば、さまざまなユーザーへリーチができる広告になっていくでしょう。

オーディオ広告については下記の記事でメリットをさらに詳しくご紹介しているので、理解を深めたい方はぜひご覧ください。

>>「邪魔じゃない広告」実はすごい、オーディオ広告とは?②