AppStoreの審査を通過するまでに苦労したことないですか?
iOSアプリを開発し、AppStoreに申請を行ったとしても、必ず審査に通るとは限りません。何かしらの理由によって「リジェクト(却下)」されることは珍しくないです。(むしろ、何もなくリリースすることの方がレアかもしれません)
そこで!今回は!!
AppStoreへの申請時にリジェクトされる理由と、その対策について解説していきます。事前にリジェクトされないためのポイントを把握して、スムーズにアプリのリリースまで進行しましょう!
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1.申請の際の情報が不足している
アプリの申請時には、そのアプリに関連する情報を複数入力する必要があります。
その際に情報の提供に不備があったり、明らかに不足している点が見られたりすると、リジェクトになる可能性が高いです。
アプリの申請時には以下のポイントを意識して、情報不足を補うことがおすすめです。
・アプリの基本的な機能やシステムを伝える説明文
・実際の利用画面を写したスクリーンショット
・申請ルールの最新版を確認
基本となる機能やシステムを正しい文章で伝えることができなければ、説明不足としてリジェクトされやすくなります。スマートな文章になるように、何度も校正するようにしましょう。
言葉で足りない部分は、アプリを利用しているスクリーンショットを複数枚投稿して補います。目で見て直感的に理解できる形に整えることが、申請のコツになるでしょう。
またAppleの申請ルールが変わると、入力するべき情報も変化することがあります。最新のルールをきちんと確認して、その時の適切なスタイルを把握するように努めましょう。
2.バグや動作不良
バグや動作不良が見受けられるアプリは、それだけでリジェクト対象です。
リリース前にしっかりとバグチェックを行いましょう。
特定のデバイスだとアプリが落ちる、Webサイトのリンクが切れているなど、バグと見なされる理由は複数考えられます。アプリ申請前に細かくテストを繰り返し、問題点は先に摘んでおくようにしてください。
完璧な状態で申請することが、リジェクトを避ける基本になるでしょう。
3.アプリとして必要とされる機能性かどうか
そもそもアプリとしての必要性が認められないと、リジェクトされる可能性が高まります。
「Webでも問題なく実現可能」「iBookの方が向いている」と判断されると、アプリとしてのリリースが難しくなります。アプリ内でしかできない機能の有無や、アプリの利便性がシステムに直結することを解説して、必要性をアピールしていきましょう。
また近年はiOSに標準で搭載されている機能が充実しているので、
単純な機能だけを持つシンプルなアプリはリジェクトされることがあります。
こちらも注意です!
4.独自性に欠けている
オリジナリティが足りていないアプリもリジェクトされることがあります。
別のアプリと似たデザインをしている、同じ機能を持つアプリが既に存在しているなど、
独自性に欠けていると見なされる可能性がある場合は注意が必要です。
完全な模倣はリジェクト対象となるので、開発段階で他に似ているアプリがないか確認しておきましょう。また申請時に提供するスクリーンショットに、著作権に関わる画像が含まれている場合もリジェクトされる可能性があります。
逆に自身のアプリや作品に類似しているアプリを見つけた場合、Appleに掛け合ってリジェクトしてもらうこともできます。
5.プライバシー保護法に反している
ユーザーのプライバシーを考えていないと評価されると、リジェクトにつながる可能性もあります。
Appleのポリシーであるプライバシー保護を最優先して、アプリのシステムを組み上げる必要があるでしょう。具体的には以下のような点が、アプリ申請時に気にするべきプライバシー保護のポイントです。
・取得した個人情報がしっかりと守られているか
・利用規約を明記し、ユーザーに同意をさせているか
・ユーザーに要求するデータの種類を明記しているか
・規約に同意できない場合、利用できなくなる機能があることを説明しているか
・個人情報の収集ツールとして利用していないか
ユーザーのプライバシーを侵している、違法性のある情報収集をしていると見られると、リジェクトされます。アプリの性質上どうしてもユーザーの情報が必要であるならば、その旨を明記してしっかりと同意を得るようにしましょう。正しい手順を踏み、アプリの機能を有効活用する上で必要不可欠なことであると認められれば、申請を通過することができます。
6.その他Apple Storeの審査において考えられるリジェクト理由
上記で紹介した5点は特にリジェクトの理由になりやすいため、特に注意が必要です。しかしApple Storeの審査基準は複雑なため、その他にもいくつか考えられるリジェクト理由
があります。
・キーワードの詰め込み過ぎによるスパム認定
・誤解を招く表現や虚偽の内容
・類似アプリをこれまでに複数申請している
・インターフェースの質が低い
・公序良俗に反する(暴力表現など)
上記のように、こちらが意図したものではなかったとしても、Appleによってリジェクトと判断されれば、リリースはできません。
7.まとめ
Appleによるリジェクト審査は、アプリ開発の大きな壁となります。しかし、きちんとした審査が行われているからこそ、ユーザーからの信頼は厚くなり、安心して使ってもらえるようになるのです。
「申請が通った」という事実がひとつのステータスになり得るので、しっかりと理由と対策をチェックしてリジェクトされないように準備をしていきましょう。
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