アプリリリースってどのくらい大変なんだろう?
アプリ事業を始めてみたいけど、どうすればいいかわからない人も多いと思います。きちんとした準備と適切な手順を踏むことができれば、新規アプリのリリースを実現することは難しくありません。
iPhoneやAndroidのスマートフォンが世の中に普及して時間が経過しましたが、未だに、多くの企業がスマートフォンアプリ事業に参入し、多くのサービスや価値を生み出しています。
今回はアプリの申請方法やリリースまでにやるべきことについてご紹介します。
アプリを制作する予定がある場合は、まずは基本的な流れから具体的な申請の手順を把握することから始めましょう!
アプリをリリースするまでには、いくつかの段階をクリアしていく必要があります。開発までに時間が求められることはもちろん、完成した後もさまざまな対応が必要となるので、早めの準備が大切です。
どのような手順が必要になるのか、大まかな流れがわかっていれば、それに合わせて人員を割いたり事前の作業に着手したりできます。実際にアプリを配信するまでの時間をスムーズにするためにも、やるべきことを確認しておきましょう。
アプリ開発
アプリをリリースすることが決まったら、開発のための準備を進めるのが最初の一歩です。具体的には以下のような手順を踏んで、アプリ開発まで計画を進行させることになります。
・プラットフォーム(iOSかAndroidか)の決定
・開発言語の確認
・要件定義の確定
・モックアップ等によるプロジェクトの始動
・実際の開発へ
まずはiPhoneやiPadに対応したiOSを利用するのか、その他のデバイスに向けたAndroidを開発するのかを決定します。
その後、開発言語を選び、自社で開発するのか外注先で開発するのか決めましょう。
続いて要件定義を定め、アプリ内の具体的なインターフェースや実装する機能を決めます。システム面の方向性が見えたところで、モックアップを作成してアプリの完成イメージを形にしましょう。
以上の流れをクリアできていれば、本格的なアプリ開発に移行することが可能となります。
バグや動作のチェック
アプリが形になってきたら、バグや動作のチェックを行い、製品としてリリースできるものか確認します。シミュレータを使うか、または実機のデバイスを利用して、アプリが想定通りに動くか事細かにチェックを重ねていきましょう。
チェックの内容は、主に以下のようなものが考えられます。
・表示テスト
・動作テスト
・システムテスト
あらゆるパターンを試して事前に問題点を把握し、リリース後のトラブルを防ぐようにしましょう。
納期を優先したリリースはその後予想外のバグに見舞われることもあるので、開発段階からしっかりと内容をチェックする時間をスケジュールに組み込んでおいてください。
アプリの申請・公開
リリース予定のアプリが完成したら、申請手続きを行うことで実際にリリースができます。
Androidアプリの場合は特別な審査が必要ないため、デベロッパーアカウントの登録とアップロードを行うことですぐにリリースができます。
ですが、iOSアプリはAppleの審査が必要となり、承認を受けなくてはなりません。
開発者登録をしてApp IDを作成し、アプリに関するさまざまな情報の申請を各所に行います。 その後審査を経て、ようやくアプリがストアに並ぶことになるのです。基本的に専用のストアに公開できなければ、アプリを認識してもらうことは難しくなります。
どれだけ魅力的なシステムが出来上がっていても、気づいてもらわなければ意味がないと言えます。
多くのユーザーを獲得するために、アプリを作成したらそのまま各プラットフォームに合わせた申請を行っていきましょう。
アップロードなどの保守
アプリは一度リリースして終わりではなく、その後も継続してアップロード等の保守を行わなければなりません。
より快適な環境の構築や、万が一のトラブルのためにも、アプリに手を加え続けられる体制は作っておきましょう。
アプリを利用したユーザーからの問い合わせへの対応、新しいシステムに合わせたバージョンアップやその他不具合への対応が、運用における保守作業の基本です。
この点が疎かになるとアプリの評価は低落し、ユーザーに不満を持たれることになってしまいます。
新型スマホやOSが変わるたびに何かしらのアップロードが求められる可能性はあるので、事前に準備を進めておくようにしましょう。
2.AppStore(iPhone)申請方法について
iOSアプリを作成した場合、申請はApp Storeにて行います。 申請方法としては以下手順をご確認ください!
・Apple Developer Programのアカウント作成
・Certificateの作成
・Apple IDの作成
・Provisioning Profileの作成
・App Store Connect(旧iTunes Connect)への登録
iOSアプリの申請には、上記のような手順や環境が求められます。まずは「Apple Developer Program」のアカウントを作成し、アプリをリリースするための下地を整えましょう。
アカウントには年間で11,800円>がかかり、毎年の更新が必要になるので注意が必要です。その後「Certificate」でリリースのための証明書を発行し、アプリごとの「Apple ID」を作成します。それらを利用して「Provisioning Profile」を作成、ファイルをパソコンにダウンロードしましょう。最後に「App Store Connect」へアプリの詳細情報を登録し、申請を行います。
登録にはアプリのスクリーンショット、プライマリ言語、プロモーションテキスト、ビルドの設定が必要です。アプリの魅力が伝わるような内容に仕上げられたら、保存を行って審査へ提出します。
年間で11,800円Appleからの結果の通知には数日かかるため、余裕を持って申請まで進めるようにスケジュールを立てましょう。
3.Google Play(Android)申請の流れ
Androidアプリの場合には、「Google Play」へ申請を行います。申請方法の流れは以下のようになるため、まずは大まかに把握しておきましょう。
・Google Play Developerへのアカウント登録
・APKファイルのアップロード
・Google Playストアにアプリの情報を登録
「Google Play Developer」のアカウントを作成し契約を行いましょう。登録には25USDがかかりますが、更新は必要ありません 。その点は良心的ですね。
ストアへの入力をスムーズに行うために、続いて。APKファイルを作成して自身のアカウントでアップロードを行います。その後「Google Play Developer Console」にて、アプリの登録を実施しましょう。アプリの詳細や言語設定、スクリーンショットや簡単な説明を入力して、アプリリリースの準備を進めてください。詳細入力が済んだらConsole画面のメニューで「アプリのリリース」をクリックすることで、公開が可能となります。
4.まとめ
いかがでしょうか?
アプリの申請方法や、リリースまでにやるべきことを把握できましたでしょうか?iOSとAndroidどちらの場合でもリリースのためにはいくつかのステップを重ねていく必要があります。開発途中で壁にぶつからないよう、フローを理解し、スムーズなリリースを目指しましょう!
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