利用者が拡大してTwitterやFacebookといったSNSに並びつつある「TikTok」。最近ではTikTokをきっかけに商品が爆発的に売れる「TikTok売れ」もトレンドになり、マーケティングツールとしての有用性も広がっています。
そんなTikTokでは広告面も強化されつつあり、TikTok広告だけに限らずPangleを使っている方もTikTokのインスタントページへアクセスするための広告リンクを貼れるようになりました。今回はPangleでもインスタントページリンクを貼れるようになるとどんなメリットがあるのか、そしてそれに関連するインスタントページの作り方も詳しく解説していきます。
1.利便性アップ!TikTok広告だけでなくPangleでもインスタントページリンクの追加が可能に
PangleとはTikTokが運営するアプリ広告プラットフォームです。実際に広告内でゲームを簡易的にプレイできるプレイアブル広告などを打てるのが特徴であり、さまざまな提携アプリにネットワークを通じて広告を流すことができます。登録は無料で可能です。
2022年4月には、そんなPangleでインスタントページリンクの追加が可能になりました。Pangle経由でインスタントページリンクの広告を打って複数のアプリで公開することで、より多くのユーザーをインスタントページへ誘導、コンバージョンを達成できるようになっています。
ちなみにインスタントページは追加されて間もない新機能であり、これから機能が追加される可能性もあります。TikTok広告やPangleなどとともに最新情報をチェックして吸収しておきましょう。
2.このたびTikTok広告だけでなくPangleでリンクを貼れるようになった、インスタントページとは
そもそもインスタントページがどんなものか理解できない方も多いかと思います。というのも現在インスタントページ自体の文献がインターネット上に少なく、調べるのも多少手間が掛かる状況だからです。インスタントページと混同するような単語もあるので、インスタントページの概要についても解説していきたいと思います。
インスタントページとはTikTokが提供する簡易LPを作成するための機能です。
- 通常作成されるWebページよりも11倍最大で高速読み込みが可能
- あらかじめ用意されたテンプレートを利用して独自ページを簡単に作成可能
- 画像やカルーセルなどを使ってオリジナリティを出すこともできる
といった点が特徴であり、高速に動くLPをWebサイトに詳しくない方が制作して活用するのにも適した機能です。
LPは一時的なイベント時に急場で制作を行うケースも多く、鮮度も重要になるので早めに制作して公開できる手段があるとより活用効率が上がります。インスタントページ機能を活用することで、使い捨てのLPを制作する際も時間を無駄にせずコンバージョンを獲得できるでしょう。
詳細についてはTikTok公式でも公開されていますが、文章・動画がいずれも英語での紹介となるので、翻訳ツールも活用しながら読み進めるようにしておけると安心です。
3.TikTok広告やPangleで利用する、インスタントページの作成方法を解説
ここからは実際に、TikTok広告やPangleで利用できるインスタントページの作成方法を解説していきます。
1.作成画面へログインしてキャンペーンと広告グループを作成する
まずはTikTok Ads Managerなどへログインして、新しいキャンペーンを作成します。
広告目標は
- トラフィック
- コンバージョン
- リーチ
- ビデオビュー
から選択が可能です。
2.インスタントページビルダーからインスタントページを作成する
次にインスタントページビルダーを開いて、インスタントページを作成していきます。
まず広告作成ページから広告フォーマット→「シングルビデオ」を選択します。そして宛先ページモジュールを見つけて「+作成」をクリックしてください。
インスタントページのテンプレートは
- カスタマイズ:自由に作成する
- 販売中の製品:商品詳細を記載する
- ブランドストーリー:ストーリーを通じたブランドの醸成が可能
- 紹介とブランドの売り込み:新規顧客にブランドを試してもらう
- 映画の予告編:横向きオプションありの映画予告を配信できる
から選択が可能です。
3.インスタントページのカスタマイズを行う
次にインスタントページを目的に合わせてカスタマイズしていきます。
編集画面の鉛筆アイコンをクリックすると、インスタントページのタイトルを設定可能です。次に配色を選択しましょう。明るいか暗い、いずれかの配色を選択しておきます。
コンポーネントの追加は+のアイコンまたは「+コンポーネントの追加」をクリックすると可能です。コンポーネントをドラッグすると位置の移動が可能になります。
- ヘッダー
- イメージ
- ビデオ
- ボタン
- カルーセル
- テキスト
- クーポンコード
などから追加したいコンポーネントを選択、編集して位置を整えていきましょう。
既存のWebサイトからインスタントページを作ることも可能です。「インスタント作成」をクリックしてから対象のWebページURLを入力、「生成」を選択するだけです。
一通り作成できたら「保存」をクリックして下書き保存、あるいは「完了」をクリックして広告に追加しておきます。公開できるようになっていれば「送信」をクリックしてみてください。
4.インスタントページライブラリを確認する
宛先ページモジュールに移動後、「+ライブラリから」を選択すると、作成したインスタントページの管理ができます。下書きのページは「編集」をクリックすると追加編集が可能ですし、完成している場合は対象ページを選択後、「コピー」を選択すると複製が可能です。
公開できるようになっているページは順次「完了」メニューを押して公開を完了させていきましょう。
4.まとめ
今回はトレンドである、PangleでもTikTokのインスタントページリンクが使えるようになったニュースをご紹介してきました。
インスタントページ自体がまだ成長中の機能であり、情報が出回っていない状態ではありますがマーケティング担当としてはぜひ活用していきたい機能です。Pangleで上手く連携してリンクを貼りながら、高品質のインスタントページを用意できるように工夫を重ねておいてください。