リスティング広告のキーワードを選定できるツールはさまざまありますが、特化している機能が異なりたくさんあるので選ぶのが難しい面もあります。初心者はツールの選定・導入から迷ってしまうでしょう。
ただし事前にどんな視点から比較をしていけばよいのか、また人気のツールはどれなのかなどを確認できれば安心です。
今回はリスティング広告のキーワード選定に使えるツールの選び方や、おすすめのツールを強みも含めてご紹介していきます。
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1.リスティング広告のキーワードを選定できるツールとは?
リスティング広告のキーワードを選定できるツールとは、「リスティング広告に設定すべきキーワードを一覧から検索して探せるようなツールの総称」です。基本的にどのツールにも
- キーワードの入力および検索
- 関連キーワードの抽出
- iPhoneやAndroidスマートフォンなど複数の機種に関する利用への対応
といった機能は備わっています。
Cookieベースのターゲティングからの脱却が進んでいる今、キーワードでターゲティングできる安全なリスティング広告の需要は高まっています。よって、キーワードの選定ツールも使いながら効率よく適切なキーワードを広告に設定するスキルの必要性も高まっていると言ってよいでしょう。
またリスティング広告を運用する際だけに限らず、「SEO対策のキーワードを探したい」といったケースでも使えるので導入しておくとさまざまな場面で役立ちます。無料のツールも多いので、予算があまり確保できなくても安心です。活用しながら広告運用を適正化していきましょう。
2.リスティング広告のキーワードを選定するツール選び方
ここからはリスティング広告のキーワードを選定できるツールの選び方をご紹介していきます。
有料なのか無料なのか
リスティング広告のキーワードを選定できるツールには、
- 有料タイプ
- 無料タイプ
の2種類があります。有料・無料の両方が用意されているものから有料のみのものまで、提供形態はさまざまです。まずは自社で使いたいツールの提供プランと料金を確認してみてください。
そして無料から有料へ切り替えたい場合は、
- どのくらいの運用コストが掛かるのか
- 有料へ切り替えるとどんな機能が追加されるのか
といった点を確認しておきましょう。無料版だけで十分なケースもあるからです。
どの目的へ特化したツールなのか
リスティング広告のキーワードを選定できるツールにおいては
- 広告のキーワード選定をメインに行いたい
- トレンドキーワードを調べて設定したい
- SEO対策もメインにしたい
といったように、目的に応じて搭載されている機能が異なります。
自社がどの目的でツールを導入したいのか決めて導入するとスムーズにツールが選べるでしょう。
たとえばリスティング広告に特化したツールを選びたい場合は、
- クリック単価を表示できるか
- CSVで出力ができるか
- 検索ボリュームを詳しく表示できるか
といった点をクリアしているツールであれば安心です。
導入した結果目標達成につながっているか
たとえしっかり選んでツールを導入できたとしても、そこで安心してはいけません。導入後にツールでキーワードを選べるようになった結果、
- 業務効率化
- 運用のコスト・手間の最適化
- リスティング広告露出機会の増加
といった項目を達成できたか確認する必要があります。
場合によっては複数のツールを効率よく管理して目的を達成する必要性も出てきます。また目的達成できていないツールに関しては有料プランから退会する、使い方を再確認して活用できるようにしておくといった策を講じる必要があるでしょう。
3.おすすめリスティング広告キーワード選定ツール5選!強みもご紹介
ここからはリスティング広告のキーワードを選定可能なツールを5つほどご紹介していきます。
キーワードプランナー
Googleが提供しているキーワード選定ツールです。もともとはGoogle広告でのリスティング広告といった広告運用をサポートするためのツールですが、SEOや他サービスでの広告運用でも活用されています。
- 関連性の高いキーワード
- 月間の平均検索数
- 競合度合い
- 入札単価
といった項目でキーワードが一覧表示され、並び替えもできるので必要なデータをすぐ確認できます。Google広告の運用を最適化したい方にとっては必須のツールです。
Googleアカウントさえあれば無料で利用できますが、広告を出稿していないとキーワードボリュームが大まかにしか表示されないといったデメリットがあります。少しでも出稿していれば細かいキーワードボリュームなどを表示できるので、チェックしておいてください。
Googleトレンド
トレンド情報の検索に特化したツールです。こちらもGoogle提供なので安心できます。
- 現在のキーワードトレンド表示
- 過去のキーワードトレンドの調査
- 最新情報のメール受信
といった機能が搭載されており、Googleアカウントなしでもすぐ表示して利用できる手軽さが売りです。利用に関しては無料プランのみが提供されており、料金が必要ありません。
生活に関する情報も多く全機能を使う必要はありませんが、ビジネスに関するトレンドキーワードを抽出して使いたい、といった目的では役に立つツールです。
ラッコキーワード
旧人気ツールである「Good Keyword」の事業継承も行っているツールです。
複数の検索サービスを横断しながらキーワードを調査できるのが特徴であり、
- Bing
- Youtube
- Amazon
- 楽天
といったさまざまな媒体で使われているトレンドキーワードを抽出可能です。また共起語の検索といった機能も搭載されているので、
- Google検索だけでなく複数の検索サービスでのリスティング広告運用へ対応したい
- ECサイトへ掲載する広告に適切なキーワードを設定したい
- SEO対策において共起語などを素早く調べたい
といったさまざまなニーズをクリアできるツールになっています。
有料版も提供されており、課金すると
- サジェストの検索内容を増やせる
- 検索ボリューム数を詳細表示できる
といった機能が使えるようになるのもポイントです。
Semrush
有料プランのみの提供ですが多機能であり、14日間の無料トライアルが提供されているツールです。
- SEO対策
- 広告分析
- SNS対策
を総合的にまかなえるツールであり、
- 競合分析を行ってキーワードを発見、順位の変動をトラッキング可能
- 競合の入札キーワードや文章を分析して費用対効果の見込めるクリエイティブを立案
- 競合のSNSアカウントをトラッキングしながら人気投稿を分析、自社投稿の作成などを行う
といった機能が利用可能です。
「ebay」といった有名なサービス・企業も導入しており、運用コストはそれなりに高いものの成果が見込みやすいツールと言えるでしょう。
キーワードファインダー
こちらも有料プランのみの利用が可能ですが、7日間の無料トライアルが提供されています。SEO対策に特化したツールですが、リスティング広告にも応用できるのでSEO対策とリスティング広告運用を両立させたい方へおすすめです。
- 効果的な設定キーワードを自動で収集可能
- キーワードの順位を数値やグラフで細かく把握できる
- Googleアナリティクスと連携可能
- CPCを表示する
といった機能が搭載されており、「キーワードマップ」による関連キーワード可視化機能まで使えるので便利です。
またおすすめとなるキーワードの情報発信も行っており、毎週月曜にメールで受取可能なのもポイントになっています。
4.まとめ
今回はリスティング広告運用に使えるキーワード選定ツールの選び方やおすすめをご紹介してきました。
リスティング広告運用に使うキーワード選定ツールを選ぶ際は、料金や機能などを確認してみましょう。そして目的を達成できる、コスト感も適切なツールを導入して成果を確認してみてください。
今回おすすめとしてご紹介したツールも参考によいツールを導入して、リスティング広告運用に活かしてみてください。