【2025年最新版】初心者向けShopifyテーマの選び方とおすすめ10選

Shopifyテーマとは、オンラインストアのデザインや構成を決めるテンプレートです。Shopifyでネットショップを始めようと考えている方にとって、テーマ決めは最初の大きな悩みのひとつではないでしょうか。テーマによってショップの見た目や使い勝手は大きく変わり、売上にも影響を与える大切な要素です。「無料と有料、どっちがいいの?」「おしゃれだけど操作が難しそう…」「スマホ対応も大丈夫?」といった疑問をお持ちの方も、この記事を読めば安心してテーマを選べるようになります。本記事では、これからShopifyストアを立ち上げる初心者の方向けに、テーマ選びのポイントをわかりやすく解説するとともに、2025年最新版のおすすめテーマを目的別にご紹介します。

1. Shopifyテーマを選ぶ前に知っておきたい4つのこと

Shopifyには魅力的なテーマが数多く用意されており、どれも洗練されたデザインで目を引きます。ですが、「見た目が好みだから」といった理由だけで選んでしまうと、思わぬ機能の不足や操作性の悪さに後悔することも少なくありません。後悔しないテーマ選びをするためには、事前に押さえておくべきポイントがあります。この章では、Shopifyテーマを選ぶ前に必ず知っておきたい4つの基本を分かりやすく解説します。

1-1.テーマ選びがEC運営に与える影響

Shopifyにおけるテーマは、単なる「見た目のテンプレート」ではありません。訪問者の第一印象から購入完了までの導線すべてに関わる、EC運営の中核となる存在です。たとえば、以下のような影響があります

【EC運営に与える影響】
・ユーザーの購買意欲を左右するデザイン性
清潔感があり信頼できる印象を与えるデザインは、商品の価値やブランドイメージにも直結します。一方で、デザインが雑然としていたり操作が分かりづらいと、商品が良くても離脱率が高 まってしまうこともあります。

・導線設計(ユーザビリティ)のしやすさ
カートボタンの位置、メニュー構成、商品検索のしやすさなど、購入までの流れが直感的で分かりやすいテーマは、コンバージョン率(CVR)にも良い影響を与えます。

・更新や運用のしやすさ
セクション単位で簡単に編集できるテーマであれば、コードの知識がなくてもレイアウト変更やバナー更新がスムーズ。運営コストや手間も大きく変わってきます。

つまり、テーマは「見た目の好み」だけでなく、売上・作業効率・ブランディングなど、ECサイト全体のパフォーマンスを左右する重要な要素です。テーマ選びは、EC運営における最初の戦略的な判断だといえるでしょう。

1-2.自社商品・ブランドの特性を把握する

テーマ選びにおいて最も重要なのは、自社の商品やブランドが持つ特性を正しく理解することです。これを踏まえずにテーマを選んでしまうと、商品の魅力が伝わりにくくなったり、ユーザーに違和感を与えてしまうことがあります。たとえば、以下のような視点で考えてみましょう。

【自社商品への理解】
・商品数は多いか/少ないか
扱う商品数が少ない場合は、1点ずつ丁寧に魅せるシンプルでビジュアル重視のテーマが向いています。反対に、商品数が多い場合は、カテゴリや絞り込み機能が充実したテーマの方がユーザーにとって使いやすくなります。

・商品の価格帯やターゲット層は?
高価格帯の商品を扱う場合は、洗練された高級感のあるデザインがブランド価値を引き立てます。一方で、若年層向けのカジュアルな商品であれば、ポップで動きのあるテーマが親しみやすさを演出できます。

・ブランドの世界観をどう表現したいか
ミニマルで落ち着いた雰囲気を出したいのか、にぎやかで賑わい感を出したいのかによっても選ぶテーマは変わってきます。テーマは、ブランドの世界観を視覚的に伝えるツールでもあるのです。

まずは、「自分たちのショップがどう見られたいか」「どういうユーザーに届けたいのか」を明確にし、それにマッチするテーマを選ぶことが、EC成功への第一歩となります。

1-3.モバイル対応・速度・UIの重要性

近年、ECサイトへのアクセスの多くはスマートフォンから行われています。特に20代〜40代のユーザー層をターゲットにしている場合、その割合はさらに高くなる傾向があります。そのため、テーマを選ぶ際は「モバイルでの見やすさ・使いやすさ」が非常に重要です。

【モバイル対応のチェック】
Shopifyテーマの中には、モバイルビューが最適化されていないものも存在するため、購入前には必ずスマホ画面での表示確認を行いましょう。
・テキストやボタンが小さすぎて操作しづらくないか
・スクロールやスワイプ操作が快適か
・モバイルでもメニューが分かりやすく整理されているか など

【表示速度】
表示が遅いと、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。特にモバイル回線では速度に敏感なユーザーが多いため、テーマの読み込みスピードは売上に直結します。
Shopifyテーマストアでは、各テーマのパフォーマンス(速度)指標が公開されている場合もあるので、そちらを参考にするのもおすすめです。

【UI(ユーザーインターフェース)の完成度チェック】
ユーザーが直感的に操作できるテーマかどうかも大切です。
・商品の絞り込みや検索がスムーズにできるか
・カートに入れる動作が分かりやすいか
・余計な要素がなく、購入までの導線がシンプルか など

このように、テーマ選びは見た目のデザインだけでなく、モバイルでの操作性やスピード、UI全体の完成度も含めて総合的に判断することが成功のカギです。購入率の高いストアほど、こうした細部にまでこだわったテーマ設計がなされています。

1-4.無料版と有料版の特徴

Shopifyでは、大きく分けて無料テーマと有料テーマの2種類があります。

【無料テーマの特徴】
・Shopify公式が提供しており、信頼性が高く安心
・シンプルで使いやすく、初心者にも扱いやすい
・基本機能は揃っているが、カスタマイズの幅は限定的

【 有料テーマの特徴】
・デザイン性が高く、ブランディングに強い
・フィルター・バリエーション・動画対応など、機能が豊富
・カスタマイズ性が高く、柔軟な設計が可能
・価格はおおよそ300~400ドル前後

Shopify構築ガイド:初心者から中級者向け徹底解説についてはこちらの記事もぜひご覧ください!

▶ 「Shopify構築ガイド:初心者から中級者向け徹底解説」
  の記事を読む

 

2. Shopifyテーマ選定の4つのチェックポイント

Shopifyテーマは一見どれも魅力的に見えますが、実際にストアを運営していくうえでは「使いやすさ」や「相性の良さ」に大きな差が出てきます。自社の商品や運営体制に合わないテーマを選んでしまうと、後から手間やコストがかかるケースも少なくありません。そこでこの章では、Shopify初心者の方でも失敗しないために知っておきたい、テーマ選定時に必ず確認すべき4つのチェックポイントを解説します。

2-1.デザインの印象は自社ブランドと合っているか?

Shopifyテーマの第一印象は、ユーザーがあなたのショップを訪れた瞬間に受け取る「ブランドの顔」とも言える重要な要素です。どれだけ商品が良くても、ブランドイメージに合わないデザインを選んでしまうと、世界観が伝わらず、ユーザーに違和感を与えてしまう可能性があります。ブランドイメージとデザインが一致していると、訪問者は自然に「ここは自分に合ったショップだ」と感じ、滞在時間や購入意欲も高まります。テーマストアでデモを確認する際は、見た目の好みに加えて、「このデザインがうちの商品やコンセプトと本当に合っているか?」という視点を忘れずに持ちましょう。

2-2.商品数やカテゴリ数との相性

「扱う商品数」や「カテゴリの構成」がテーマとの相性に大きく影響します。テーマごとに得意とする商品構成があり、自社のラインナップに合っていないテーマを選んでしまうと、見づらい・探しづらいストアになってしまうこともあります。

【商品数が少ない場合】
商品数が10点以下など少ない場合は、1つひとつの商品を丁寧に見せられるビジュアル重視のテーマがおすすめです。
シンプルな構成で、ストーリー性のある見せ方ができるテーマを選ぶことで、商品の魅力が際立ちます。特にアパレル・アクセサリー・ハンドメイド系などでは効果的です。

【商品数が多い場合】
数十点~数百点の商品を扱う場合は、階層化されたメニューやフィルター機能、検索機能が充実したテーマが適しています。
例えば以下のような機能があるテーマを選ぶとユーザーの離脱を防げます

・商品カテゴリごとのメニュー構造(メガメニュー対応)
・タグや価格による絞り込み
・商品一覧ページのレイアウト切り替え(グリッド・リスト表示など)

【商品数の増加を想定している場合】
現在は少数でも、将来的に商品数が増える見込みがあるなら、拡張性の高いテーマを選んでおくと安心です。カテゴリ追加やフィルター機能が後からでも設定できる柔軟性のあるテーマを選ぶと、再構築の手間が省けます。

ユーザーが迷わず商品にたどり着ける構造を作れるかどうかは、テーマの機能にかかっています。自社の商品ボリュームや成長イメージに合わせて、「見た目だけでなく導線設計に優れたテーマかどうか」をしっかりチェックしましょう。

2-3.カスタマイズのしやすさ

テーマを選ぶうえで意外と見落としがちなのが、「どれだけ自分で自由に編集・調整できるか」というカスタマイズ性の高さです。Shopifyの多くのテーマはコード不要で編集できますが、その自由度にはテーマごとに差があります。特に注目したいのが、「セクション単位で編集できるかどうか」です。

【セクション単位の編集】
Shopifyでは、トップページや商品ページを「セクション」と呼ばれるブロックで構成しています。セクション単位の編集が可能なテーマであれば、以下のようなことがコードを書かずに管理画面から簡単に行えます。

・セクションの順番の入れ替え
・新しいセクション(画像・動画・スライダーなど)の追加
・テキストやボタンの内容変更
・バナーや背景色の設定変更

こうした操作が直感的にできるテーマであれば、専門知識がなくてもスピーディーにデザインの調整やキャンペーン対応ができるため、運用面でも非常に便利です。

テーマのカスタマイズ性は、見た目の良さだけでなく、日々の運用効率やスピードにも直結します。特に社内での運用を想定している場合は、誰でも簡単に更新・調整できるテーマを選ぶことで、長期的なストア運営がスムーズになります。

2-4.サポート・アップデート体制

Shopifyテーマは一度選んだら終わり、というわけではありません。ストア運営を続けていく中で、機能の追加やデザインの調整、Shopify本体のアップデートへの対応が必要になることも多くあります。そのときに重要になるのが、テーマの「サポート体制」と「アップデート頻度」です。

【購入後のサポート】
特に有料テーマを選ぶ場合は、販売元によるサポート体制を事前に確認しておきましょう。

・不具合が起きたときに問い合わせができるか
・セットアップや仕様に関するガイドが整備されているか
・回答の対応スピードや言語(日本語対応の有無)も重要

トラブル時にすぐに対応してもらえるサポートがあることで、安心してストア運営を継続できます。

【テーマのアップデート】
Shopifyは日々進化しており、新しい機能の追加や仕様変更が頻繁に行われています。テーマがその変更に対応していないと、表示崩れや機能エラーが発生するリスクがあります。テーマが以下のような対応をしているか確認しましょう。

・最新のShopify Online Store 2.0に対応しているか
・定期的なバグ修正やパフォーマンス改善が行われているか
・アップデート履歴が公開されているか(テーマの詳細ページなどで確認可能)

特に、無料テーマはShopify公式が提供しているものが多く、アップデートも安定して行われているため、初めての方には安心材料となります。

サポートとアップデート体制は、目に見えにくい要素ですが、ストア運営の安心感と継続性を左右する非常に重要なポイントです。価格やデザインだけでなく、「長く信頼して使えるテーマかどうか」という視点で選ぶことが、成功するShopify運営への近道となります。

Shopify構築ガイド:初心者から中級者向け徹底解説についてはこちらの記事もぜひご覧ください!

▶ 「Shopify構築ガイド:初心者から中級者向け徹底解説」
  の記事を読む

 

3. 【目的別】おすすめShopifyテーマ10選

3-1.初心者におすすめ!使いやすい無料テーマ

初めてのネットショップ運営でも安心して使える、使いやすさ重視の無料テーマを厳選してご紹介します。

[Dawn]

参照 https://themes.shopify.com/themes/dawn/styles/default?locale=en&surface_detail=daun&surface_inter_position=1&surface_intra_position=1&surface_type=search

[Sense]

参照 https://themes.shopify.com/themes/sense/styles/default?locale=en&surface_detail=sence&surface_inter_position=1&surface_intra_position=1&surface_type=search

[Craft]

参照 https://themes.shopify.com/themes/craft/styles/default?locale=en&surface_detail=craft&surface_inter_position=1&surface_intra_position=1&surface_type=search

3-2.おしゃれなビジュアル重視のテーマ

「世界観を大切にしたい」「写真や動画を主役に見せたい」そんなショップには、デザイン性に優れたビジュアル重視のテーマがおすすめです。

[MADRID]

参照 https://themes.shopify.com/themes/madrid/styles/modern?locale=en&surface_detail=madrid&surface_inter_position=1&surface_intra_position=1&surface_type=search

[outsider]

参照 https://themes.shopify.com/themes/outsiders/styles/outsiders

[split]

参照 https://themes.shopify.com/themes/split/styles/cuber/preview

3-3.商品数が多い店舗向けのテーマ

取り扱う商品数が多いストアでは、「いかに見やすく整理できるか」「欲しい商品にすぐたどり着けるか」がユーザー体験のカギになります。そのためには、優れたナビゲーション構造や絞り込み機能、検索性の高いレイアウトを備えたテーマを選ぶことが重要です。

[Wonder]

参照 https://themes.shopify.com/themes/wonder/styles/beauty?catalog-size%5B%5D=200-plus-products&locale=en&surface_inter_position=1&surface_intra_position=7&surface_type=all

[IGNITE]

参照 https://themes.shopify.com/themes/ignite/styles/tech?catalog-size%5B%5D=200-plus-products&locale=en&surface_inter_position=1&surface_intra_position=9&surface_type=all

3-4.スマホユーザーを意識したテーマ

スマホからの購入率を高めたい方向けに、レスポンシブ対応と操作性に優れたテーマを厳選してご紹介します。スマホメインで勝負したい方は必見です。

[Impulse]


参照 http://themes.shopify.com/themes/impulse/styles/modern?locale=en&surface_detail=impulse&surface_inter_position=1&surface_intra_position=1&surface_type=search

[Expanse]


参照 https://themes.shopify.com/themes/expanse/styles/modern?locale=en&surface_detail=expanse&surface_inter_position=1&surface_intra_position=1&surface_type=search

4. 迷ったら?テーマ選びに役立つリソースまとめ

ここまで読んで、「テーマ選びのポイントはわかったけれど、実際どれを選べばいいかまだ迷っている…」という方も多いのではないでしょうか?このセクションでは、テーマ選びで悩んだときに活用できる、便利なリソースやチェックすべきサイト、比較のヒントになる情報源をまとめてご紹介します。

4-1.Shopifyテーマストア

Shopifyのテーマを探すなら、まず最初にチェックすべきなのが公式の「Shopifyテーマストア」です。Shopifyが認定・掲載しているテーマが揃っており、無料・有料問わず安心して使える高品質なテンプレートが多数ラインナップされています。特徴は以下の通りです。

【テーマストアの特徴】
・無料テーマはShopify公式が提供しているため、信頼性とサポート体制が万全
・有料テーマは厳選されたパートナー開発による高機能テンプレートが豊富
・「業種」「レイアウト」「機能」などでテーマを絞り込めるフィルターが便利
・テーマごとにプレビュー機能があり、実際のストア画面で操作感をチェック可能
・各テーマの特徴やレビュー、価格、機能比較などが詳しく記載されている

気になるテーマを見つけたら、まずは「プレビューデモ」でPC・スマホそれぞれの表示や操作性を確認してみましょう。
また、レビュー欄では、実際に使っているユーザーのリアルな感想を見ることができ、選定の参考になります。

4-2.テーマレビューサイト

Shopifyテーマを選ぶ際に心強いのが、実際に使ってみたユーザーの声をまとめた「レビューサイト」や「比較ブログ」です。
公式ストアでは分かりにくい実際の使用感や細かなメリット・デメリットが掲載されているため、より具体的にテーマのイメージを掴むことができます。

【テーマレビューサイトで得られる情報】
・導入して良かった点・使いにくかった点など、実際の評価
・競合テーマとの比較やおすすめランキング形式の記事
・実際のストアに導入された例や、業種別に合うテーマの提案
・初心者向け・中上級者向けなど、レベル別に分けた解説
・特に「shopify テーマ おすすめ」「shopify テーマ 比較」などのキーワードで検索すると、国内外のテーマレビュー記事が多数ヒットします。

テーマの見た目や機能だけでなく、「実際に運用してどうだったか?」というリアルな視点を知ることは、後悔しないテーマ選びのために非常に役立ちます。

4-3.実際のストア事例から学ぶ

成功しているショップがどんなテーマを使い、どのように見せているかを観察することで、自分のストアに活かせるヒントがたくさん見つかります。

【ストア事例を探す方法】
・Shopify公式ブログや「Shopify Compass」では、成功事例の紹介記事が定期的に公開されています
・「Shopify 導入事例」「Shopify ストア 事例」などで検索すると、国内企業の実績紹介ページや制作会社のポートフォリオが見つかります
・海外の事例を含めて探したい場合は、「Best Shopify Stores」などのまとめ記事やPinterest、Instagramで#shopifystoreをチェックするのもおすすめです

実際のストアを参考にすることで、「この見せ方いいな」「この機能使いたいな」といった具体的なイメージが湧きやすくなり、テーマ選びの判断材料としてとても有効です。

Shopify構築ガイド:初心者から中級者向け徹底解説についてはこちらの記事もぜひご覧ください!

▶ 「Shopify構築ガイド:初心者から中級者向け徹底解説」
  の記事を読む

 

5.まとめ

Shopifyテーマの選定は、ストアの第一印象を決め、ユーザー体験や売上にも直結する重要なステップです。見た目のデザインだけでなく、機能性・操作性・運用のしやすさなど、さまざまな観点から「自社に合ったテーマかどうか」を見極めることが大切です。この記事では、テーマ選びのポイントから、目的別のおすすめテーマ、参考にできる情報源まで幅広くご紹介しました。ぜひ今回の内容を参考に、あなたのショップにぴったりのテーマを見つけて、理想のECサイト運営をスタートさせてください。