スキルをアピールしよう!Apple Search Ads 認定 プログラムとは

「Apple Search Ads(ASA)」は、App Storeを通じてiPhoneを始めとしたiOS端末へアプリ広告を打てるサービスです。Apple関連のデバイスへアプリ広告を配信したい場合は必要となる広告サービスとなっています。

そしてApple Search AdsにはGoogleでいう「GAIQ(Googleアナリティクス認定制度)」のように、Apple Search Ads のスキルを認定する「Apple Search Ads認定プログラム」という制度が用意されています。

今回はApple Search Adsのスキルをアピールするのに役立つ、Apple Search Ads認定プログラムについてご紹介していきます。

1.App Storeで広告する際に必須!ASAとは?

Apple Search Adsとは、Apple公式の広告配信サービスです。

Googleアプリキャンペーンといった競合サービスからも、iOSアプリの広告は配信できます。しかしApple公式が提供しているApple Search Adsを活用すれば、安心して確実にiOSアプリの広告をターゲットとなるAppleデバイスユーザーへ配信できるのがポイントです。

Apple Search Adsは従来、キーワードベースでApp Store利用者の検索キーワードと連携させた広告を配信していました。しかし最近では「Search tab」へユーザーの興味がありそうな広告を配信する機能も追加されており、キーワードベースだけに限らない配信ができるようにアップデートされています。

2.ASA認定プログラムとは?Apple公式の制度だから安心!

Apple Search Ads認定プログラムとは、Apple公式の認定制度です。動画講座を受けながら学習を行い、テストへ合格することでApple Search Adsのスキルを認定してもらえます。

認定プログラムではほとんどの設定が自動化される「Basic」プランは対象となっていません。あくまで手動設定の項目が多い「Advanced」プラン向けの認定プログラムとなっています。そのためBasicのみでの運用を考えている企業では、自社従業員にApple Search Ads 認定プログラムを取得させる必要性は少ないかもしれません。

ただしAdvancedプランで運用を検討している場合は認定プログラムを取得している人材がいたほうが心強いです。

認定プログラムには次のような特徴があります。

8つのレッスンをまずは受ける必要がある

認定プログラムでテストを受けるには、まず

  1. アプリキャンペーンを配信する
  2. キーワードを選ぶ
  3. アカウントを構築する
  4. 予算管理を行う
  5. クリエイティブを表示させる
  6. キャンペーンを制作する
  7. キャンペーン管理を行う
  8. データを最大限に活用する

という合計8つの動画レッスンを受ける必要があります。動画受講にはAppleアカウントが必要なので事前に用意しておいてください。

コンテンツは更新される

コンテンツはAppleが必要と判断したタイミングで更新されます。

一部の動画受講サービスでは内容が古くなったまま放置され、新しい内容が学習できないパターンもあります。しかしApple Search Ads認定プログラムではそのようなことはなく、安心して常に最新の動画を受講可能です。

試験は全部で50問、合格ラインは80%以上

認定プログラムに関する8つのレッスン動画を受講した後は、実際に認定テスト受講へ移行します。

試験は全部で50問用意されており、一度始めてしまうと中断は不可能です。万が一の際に備えて万全の機器・ネットワーク状況であるか準備で確認してからテストへ臨みましょう。

また合格ラインは80%得点することです。80%未満の場合は回答の再提出を行う必要があります。合格すると認定証が付与されます。

認定者同士のコミュニティへ参加できる

認定取得を行いAppleへ認められると、認定者専用のコミュニティへ参加できるようになります。

コミュニティでは広告業界の動向やApple Search Adsの運用ポイントなどを意見交換できるので、運用の際役立つはずです。認定者と意見を出し合いながら、モチベーション向上を狙ってみてください。

3.ASA認定プログラムへ合格するコツとは?実際にアカウントを触ってみよう

Apple Search Ads認定プログラムへ合格するためには、次のコツを押さえてみてください。

広告運用初心者は最低でも約1時間半ほど時間を取っておく

Apple公式では、「認定を取得するまでに1時間半ほど時間が必要」としています。

Apple Search Adsに限らず何かしらの広告運用の経験が業務である場合は、より短い時間で取得を終わらせられるでしょう。ただし広告運用初心者の場合はじっくり学習する必要があるため、Appleの言うように1時間半ほどは最低限時間を確保してから認定プログラムに臨む必要があります。

1日で終わらせられる時間ではあるので一気に1日時間を確保して受講、テスト合格まで進んでもよいでしょう。上手くスケジューリングしながら合格を目指してみてください。

Apple Search Adsを実際に触りながら学習してみる

人間は実際に手を動かさないと忘れやすい生き物です。そのためApple Search Ads認定プログラムの動画を受講する際は、実際にApple Search Adsを動かしながら説明されている内容を反復したりしてみるとよいでしょう。

すでに運用経験がある場合も、公式の説明によってより効率的な運用方法が学べる可能性もあります。そのため動画を適当に流すのではなく、Apple Search Adsを動かしながらレッスンの全容を把握してみると安心です。

実際に運用経験があるとなお安心できる

Apple Search Ads認定プログラムの内容は基礎的です。そのため少しでもApple Search Adsの運用経験がある場合は、スムーズに学習を進めて合格まで進めることができます。

ただしもし経験があっても合格できなかった場合は、感覚で運用を行っているといった課題が発生している可能性もあります。基礎的な内容をApple Search Ads認定プログラムを受けることで復習してみるのもよいでしょう。

4.まとめ

今回はApple Search Ads認定プログラムの概要や合格のコツなどをご紹介してきました。

Apple Search Ads認定プログラムでは、Apple Search Adsの基礎的内容を身に着けて業務へ活かせるようになります。Advancedプランの利用を検討している企業では、認定プログラムへ合格したリソースがいれば安心できます。

ぜひ公式の動画レッスンをしっかり理解しながら、良質な知識やスキルを身に着けてみましょう。