「Youtube動画広告」とは?
「Google広告」内でYoutubeを活用して動画を配信する「Youtube動画広告」は、動画広告マーケティングを考える上で必ず候補に挙がるであろうコンテンツです。
月間利用者数が数十億人ほどいるYoutube内で広告を流せるので、プロモーション効果が大きいのが魅力となっています。Youtube動画広告を検討する際は、事前にどのような流れで出稿するのかなどを知っておくと楽でしょう。
今回はYoutube広告への出稿を検討している方へ向けて、準備しておくことや動画制作の際のコツ、そして実際の出稿手順などをご紹介していきます。
1.Youtube(ユーチューブ)動画広告の出稿前に準備しておくこと
Youtube動画広告を出稿する前に、次の準備を整えておきましょう。
配信したい動画を作成する
まずは、配信したい動画を作成します。広告効果を決める重要なクリエイティブですから、力を入れて作成しましょう。Youtube広告を始める前に、アップロードしておく必要もあります。
・動画広告のターゲットは誰か、訴求したいのは何か
・どのような演出(実写か、漫画かなど)を行い、どんな流れで動画を進めていくか
・必要な機材や人員はどうなるのか
・編集で、どのような効果を加えて魅力をプラスしていくか
など踏むべきプロセスはたくさんありますが、慣れてくればスムーズに作成できるようになるはずです。
「自社だけでは作成に関して人手が足りない・・・」とお悩みの場合は、動画制作会社やクラウドソーシングサービスなどで依頼を掛けてみましょう。一部のプロセスだけを依頼するなど工夫して依頼すれば、費用を抑えられます。
Google広告のアカウントを作っておく
Youtube動画広告はGoogle広告経由で配信するので、先にGoogle広告のアカウントを作成しておく必要があります。
アカウント作成作業に面倒くささを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
Google広告の場合「Googleアカウント」を使いながら
・決済方法
・タイムゾーン
・住所や連絡先
などを画面フローに沿って設定していくだけでよいのでスムーズです。
2. 広告動画制作のコツ
Youtube動画広告を制作する際は、次のコツを覚えておいてください。
広告タイプの性質を見極め、最適な動画を用意する
Youtube広告には、さまざまな配信形式があります。
- インストリーム広告(スキップ可能):5秒後にスキップ可能、長い動画でもOK
- インストリーム広告(スキップ不可):スキップ不可、15秒以下の動画に適用可能
- バンパー広告:スキップ不可、6秒以内の動画を用意する必要あり
- ディスカバリー広告:Youtube検索結果や関連動画欄にリスト表示、リスティング広告的な面もアウト
- ストリーム広告:Youtube外のWebサイトなどに動画を配信、幅広い方に配信が可能
以上動画配信種類の特性を見極めながら、適切な動画を用意して配信していく必要があります。
たとえばインストリーム広告はYoutube動画中に挿入され自動配信される形式のため、ユーザーの目に確実に入ります。ですから、認知度拡大に最適です。
またディスカバリー広告はユーザーがクリックする必要がある分、興味のないユーザーは流入しないのでコンバージョン率が高いと言えます。認知度拡大より、商品やサービスの購入などに結び付けたいときに最適です。
最初の5秒を特に重要視する
Youtubeでは、過去にテスターに機器を付けてもらい生体反応データを取得する実験を行ったことがあります。すると、動画配信開始から最初の5秒は特に動画に対する興味や関心が高まる傾向にあるという結果が出ました。
この結果からも分かるように、Youtube広告は最初の5秒間がポイントになります。Webサイトでもファーストビュー(最初に表示されるページエリア)が重要という鉄則がありますが、Youtube広告でも同じように冒頭に表示される5秒間でアピールができるよう工夫して動画を制作しましょう。
・最初の5秒間内に一番伝えたいことやキャッチコピー、商品名や企業マークなどを伝える
・「この後も見ないと損だ」というのをアピールできる演出をする
というように、5秒でユーザーの印象の残るよう構成などを練っていきます。
ストーリーが伝わるようにして、最後まで視聴してもらえるようにする
Youtube動画広告を最後まで見てもらえるようにするには、ストーリー性が重要です。
いくら商品やサービスが魅力あるものでも、ユーザーにとって面白みがなければ最後まで動画は視聴されません。
・こういった人物が
・こういった状況で商品やサービスを使い
・このように成功した
というように、ストーリーに沿って内容を説明していくと内容が頭に入りやすいですし、
ただ特徴を羅列するよりも記憶に残ります。
「動画広告もYoutube内のコンテンツの一部だ」という心持で、アピールできる面白い動画を制作できるようスキルを磨いていきましょう。
3.Youtube(ユーチューブ)動画広告の設定方法、手順
ここからは、Youtube動画広告の設定方法を順番に解説していきます。
1.Google広告から、キャンペーンを新規作成する
まずはGoogle広告へログインして、メニューにある「キャンペーン」をクリックします。そして表示された画面にある青い「+」をクリックし、そこから「+新しいキャンペーンを作成」を選択します。
2.目的を選択し、キャンペーンタイプの「動画」をクリック
次に
・販売
・見込み顧客の獲得
・ウェブサイトのトラフィック
など目標を選択する画面に移るので、クリックして目標を決定します。
続けて表示される「キャンペーンタイプ」から、動画を選択します。
選択した目標によっては、動画欄が出現しないこともあるので注意してください。
3.キャンペーン名など、各種情報を入力する
目標設定が終わったら、次は
・キャンペーン名:Google広告内で管理するときの名前を入力
・予算:全体予算や日別予算などを選択
・開始日と終了日:配信期間を設定
・入札戦略:入札方法などを決定
・ネットワーク:YouTube動画内など、どこへ動画を表示するか決める
・言語、地域:どの地域へ配信するのかなどを選択
・コンテンツの除外:自社のブランドを傷つけるコンテンツへの配信を除外する
・その他の設定:配信デバイスなどを設定する
など各種情報を入力していきます。
この部分は、広告運用を行いながら調整していくことになるでしょう。
4.広告グループを作成する
次に、細かい配信ユーザーや配信場所の設定を行っていきます。
・広告グループ名:ターゲットになるグループの管理名
・ユーザー:性別や年齢、興味など、ペルソナ設定を入力
・コンテンツ:キーワード基準か視聴している動画のジャンル基準かなど、何を基準に動画を表示するか決める
・入札単価:細かい課金額などを決定
この部分も、運用次第で要改善でしょう。
5.広告として配信する動画を指定し、設定を行う
最後に、実際に配信する動画を指定して設定を行います。
キーワード入力やURL貼り付けなどで、該当動画を表示します。
そしてプレビュー画面で、おかしいところがない確認してみてください。
・動画広告種類
・リンクさせたいページURL
・行動を促すフレーズ
など各種情報を入力し、設定を完了させましょう。
審査に通れば、実際に動画広告が配信開始されます。
4.まとめ
今回はYoutube広告を配信するために準備しておくこと、そして動画制作のコツや実際の出し方までを分かりやすく解説してきました。
動画とGoogle広告アカウントがあれば、すぐYoutube広告配信を開始できます。広告で配信する動画は、目的に合わせた魅力の伝わるものにしましょう。最初の5秒が肝心です。
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