今こそ低リスクな広告、CPE広告を出稿しよう

広告予算が激減!低リスクな広告運用がしたい…

コロナウイルスによってマーケティング予算が削減され、自由な広告出稿が難しくなった方も多いのではないでしょうか。集客効率のよい広告を上手く運用して無駄なコストを掛けないようにするのがポイントです。

集客効率のよい広告として、CPE広告が挙げられます。CPE広告を使えばユーザーのアクションを促しながら、低リスクの広告配信が可能です。今回は広告の配信形式に悩みのある方に向けて、CPE広告のメリットや適した広告の種類などをご紹介していきます。

1.CPE広告って何?

CPEとは「Cost Per Engagement」のことで、「1つエンゲージメントが発生するたびに課金される形態」を指します。つまりCPE広告とは、1エンゲージメントを獲得するたびに課金が発生する広告です。

広告業界において、エンゲージメントはさまざまなユーザーのアクションを含みます。

・Google広告のライトボックス広告では2秒間カーソルを合わさり広告が展開されたとき
・Twitter広告ではユーザーが投稿にいいね!やRTなどを行ったとき
・ポイントサイトのアプリ広告ではレベル20以上といった指定条件の達成

といったように、広告サービスによってもエンゲージ内容は違うので広告出稿時には事前に確認しておく必要があります。

 

いいねなどのエンゲージメントが発生すると課金されるCPE広告

2.CPE広告のメリットとは?

CPE広告には次のようなメリットがあります。

ユーザーの行動がないと課金されないので低リスク

たとえば「CPM(1,000回ユーザーに表示されるごとに課金される)」形式はユーザーの商品やサービスに対する認知度向上に効果があります。しかしユーザーが見ていなくても広告が画面内に表示されれば課金されてしまいますし、コストパフォーマンスが決してよくなるとは限らないのがデメリットです。

対してCPE広告は、ユーザーの何かしらのアクションに対して課金されます。ですからアクションがない限りは表示されても課金されないですし、課金されるときもユーザーが広告を確実に見た上で行動を行っているのでその先のステップへ施策を進めやすいです。

エンゲージメントを変更して柔軟に運用できる

広告サービスの中には、エンゲージメントを自社側で自由に設定できるものもあります。

たとえばゲームアプリの場合ポイントサイト内で

・インストール後チュートリアル達成で30ポイント
・インストール後レベル30到達で300ポイント
・インストール後第三章攻略で500ポイント

といったような条件付きで広告を出稿して、リワードが欲しいユーザーへ訴求することが可能です。

「CPI(1インストールごとに課金される形式)」の広告では一度インストールしたとしても継続して使われるとは限らず、コストパフォーマンスが悪くなる可能性もあります。たとえばポイントサイトでCPIの広告を出した場合、「ポイントが手に入ったから後はアンインストールしよう」という方も増えるでしょう。

対してCPE基準で広告を出した場合は、「レベルを30まで上げてみるか」など目標を達成するためにユーザーが一生懸命アプリをプレイしようとします。その中でアプリの魅力も伝わり、継続率も高まるでしょう。また達成条件を高めにしておけば集客数は減少する可能性がありますが、確度の高いユーザーを効率よく集められます。

さらにCPEで思った通りの結果が得られなかったとしても、「次はこの条件で広告を出してみよう」というようにエンゲージメント内容を柔軟に変えて出稿することも可能です。

二次拡散に対してはコストが発生しない

CPE広告の二次拡散効果が最も高いのは、Twitter広告です。Twitter広告のCPE広告では、いいね!やリツイートといったユーザーの行動がエンゲージメントの対象となっています。

CPE広告によりいいね!やリツイートを稼げれば、投稿に対して高い注目が集まるでしょう。またリツイートは、一番効果の高いエンゲージメントだと言えます。

たとえばTwitter上でCPE広告が、30のリツイートを達成したとします。すると30のリツイート投稿はリツイートした方のタイムラインに表示されて、200人や300人などさらに他の方を集客してくれるでしょう。

Twitter広告では一次拡散のみに課金が発生することになっており、ユーザーが自発的にリツイートした投稿に対してアクションが発生しても課金されません。つまりリツイート数が増えれば増えるほど集客確率が高まる上に、「CPA(顧客獲得単価)」も減少させられます。

低リスクなのがCPE広告のメリットのひとつ

3.どんなケースがCPE広告に向いている?

CPE広告に向いているのは次のようなコンテンツです。

評判を高め、拡散させたい

SNS上で評判を高め拡散させたい情報がある場合はCPE広告を利用してみましょう。

いいね!やリツイートなどに対して課金されるため効率よくコストを掛けながら、自社投稿の評判をアップ可能です。そしてリツイートされやすいような投稿をCPE広告として配信すれば、低コストで集客できる可能性も高まるでしょう。

Webサービスの利用ユーザーを増やしたい

Webサービスの利用者を増加させたいときも、CPE広告が利用可能です。

・無料プランへ登録
・有料プランへ登録後に課金

といったエンゲージメントを設ければ、効率よく集客しながら広告を運用できるでしょう。

アプリの定着率を高めたい

アプリの定着率を高めたいと思うならば、ぜひCPE広告を活用してみてください。ゲームアプリの事例を前章でご紹介してきましたが、マッチングアプリといった他のアプリに関してもCPE広告での訴求は有効です。

またCPE目標を「指定額以上の課金」にしている企業もあります。課金をエンゲージメントにすれば収益が発生した時点で広告料金が発生するため、確実な収益を見込むことができるしょう。

定着率を高めたいならCPE広告が良い

4.まとめ

今回はCPE広告とは何か、そしてメリットや発信に適したコンテンツなどをご紹介してきました。

CPE広告を利用すれば、ユーザーのアクションに対して課金されるため低リスクで広告を運用できます。また二次拡散に対しては課金されず、広告効果がさらに高まるといったメリットも魅力です。

アプリ運用をしている場合も低コストでの集客が見込めるので、ぜひCPE広告を使ってみましょう。