コロナ禍で非対面の顧客体験の重要性が増す中、動画は自社商品やサービスを理解してもらうためのコンテンツとしてより活用されるようになっています。
動画を制作すれば
- PC
- Androidスマートフォン
- iPhone
- その他iOS端末やタブレットなど
といった端末で広く宣伝が可能です。
動画制作を行う場合迷いどころになるのが、
- 自作すべきか
- それとも外注して楽をすべきか
という点です。
自作と外注双方にメリットがあるので、事前に理解しておくと安心です。
今回は自作と外注どちらにすればよいのか、それぞれのメリットを比較しながらおすすめの自作ツール・外注先をまとめてご紹介していきます。
1.【自作か外注か】動画制作ツールと会社の違い
動画制作ツールとは、「動画制作に関する総合的な補助をしてくれるツール」です。制作ツールへ撮影した動画をアップロードすることで
- クオリティの確認
- BGM挿入やカットなどの編集
- 各プラットフォームへのアップロード
などが可能になります。
動画制作ツールの機能やプランはさまざまです。ですから機能や予算などを多角的に判断して使うべきツールを選ぶ必要があるでしょう。たとえばYoutubeで動画をアップロードする際は、簡単な編集でよければ公式の「Youtube Studio」が活用できます。
しかしツールを自社で使って動画を制作するだけでは、クオリティが不足する場合があります。また工程が多くて兼任ではとても対応できない、といったリソース不足の場合も出てくるでしょう。動画制作に障壁がある場合は外注も検討することになります。
外注の場合は、ノウハウを蓄積している専門の制作業者へ依頼を行うのがポイントです。業者の強みや制作実績はさまざまなので、こちらも多角的に判断して見積もりを行い、希望に一番沿ってくれる業者を選ぶことになります。
2.動画制作ツールにする?それとも業者へ外注?それぞれの利用メリットとは
動画制作ツールの利用と会社への外注は、それぞれ次のようなメリットがあります。
動画制作ツールを使って自社制作するメリット
動画制作ツールを使う場合は、まず無料ツールやプランが存在する点がメリットです。
「自社で制作できるかどうか明確にできない」というケースでも、無料ツールやプランを利用すればコストを掛けずにトライアルして判断ができます。
無料ツールの事例としては、たとえば先ほどご紹介したYoutube Studioが挙げられます。簡単な編集をした上ですぐYoutubeへ編集済み動画をアップロードしたい場合はYoutube Studioがおすすめです。また「Wondershare Filmora X」は高機能な動画制作ツールとして有名ですが、無料で使うことができます。有料版も用意されており、気に入った場合はスムーズに移行できます。
一方有料ツールの事例としては、「Adobe Premiere Elements」があります。AIが補正や重要シーン検出などを行ってくれる、初心者でも扱いやすいソフトウェアです。無料版で自社制作が可能だという踏ん切りがついた後は、有料版の利用を検討してみてもよいでしょう。
また好きなときに編集の変更が自在にできるという点もメリットです。外注すると内容の変更などに限りがあるケースがあり、思った通りの動画が納品されない可能性もあります。自社制作ができればいつでも動画内容を変更できるので、柔軟性の点では動画制作ツールに分があります。
外注して制作会社へ頼むメリット
外注して制作会社へ依頼すると、まずリソース不足が解消されるのがメリットです。
動画制作へ集中したくても、人材不足だと思うように作業ができません。動画制作へバランスが傾いてしまうと、本業へ集中できなくなる可能性があります。外注すればそのような心配なく今まで通り本業へ集中可能です。
また動画制作会社は独自のノウハウを持っているので、その知見を活かしながら効果的な動画を形作ってくれます。よい動画を作るためには要件を定義しておくといったプロセスが必要ですが、それさえ終われば後はスムーズに制作が進むでしょう。
さらにドローン撮影や独自アニメーション追加など、初心者には敷居が高い作業にも対応してくれます。予算と相談しながら取り入れてみるとクオリティの高い動画が制作できるでしょう。
3.動画制作ツールと制作会社!利用する際おすすめのところをそれぞれご紹介
ここからは動画制作ツールと制作会社、それぞれでおすすめのところを分けてご紹介していきます。
動画制作ツールのおすすめ
動画制作ツールでおすすめなのは以下のプラットフォームです。
MIL
ユーザーが積極的に動画でアクションが取れる、「インタラクティブ動画」を制作できるツールです。単に動画を閲覧するだけでなく、選択肢を変えると内容が違ってくるといった体験を提供することで、高いエンゲージメントを見込めます。
- ストーリー分岐
- 各情報の動画上ポップアップ
- 動画上での入力フォーム立ち上げ
などへ対応した動画を簡単に制作できるのがポイントです。
CM STUDIO
無料体験も用意されており、Web上ですぐに使用感を確認できます。
- 演出に合ったフォーマットが複数提供されている
- 各素材サービスと連携
- プレビュー動画の生成が可能
といった機能が搭載されており、初心者でもWebサイトから気軽に動画制作が可能です。
費用は動画を購入する際に発生します。ただしプレビュー生成までのプロセスは何度でも無料なので、希望のクリエイティブができるまで制作に挑戦してみるのも有効です。
動画制作会社のおすすめ
動画制作会社では、次のようなところがおすすめです。
らくムビ
低コストで動画制作を請け負ってくれる制作会社です。最安値の「動画編集代行プラン」では、1万6,500円から作業を代行してもらえます(動画編集作業が中心)。
実績も豊富であり、
- 法人:商品説明やアプリ紹介、Youtube広告制作など
- 個人:コンサートライブ、旅行、成人式といったイベントの動画編集
などを請け負っています。詳しい実績はお問い合わせで教えてくれるので相談してみてください。
まるムビ
- 企画・構成
- 編集
- イラスト作成
- 納品
といった全工程を丸投げできるサービスです。
自社Webサイトから素材を持ってきて動画を制作してくれるのが特徴であり、あらかじめしっかりしたコンセプトのWebサイトを用意できればすり合わせの必要性はなくなります。また数値やグラフといったアニメーションを活用して分かりやすい動画を制作してくれるので、説得力の高い動画を配信したい方にはおすすめです。
気になる方はサンプル動画を無料で作ってくれるので、相談してみてください。
ムービー堂
印刷会社が提供している動画制作サービスです。動画と印刷物、両方の成果物提供を依頼すれば行ってくれます。
たとえば「資料にQRコードを掲載して動画へ飛ばしたい」といった希望にも対応してくれるのがポイントです。動画だけでは施策に不安がある場合は、ムービー堂へ頼んで印刷物と組み合わせた施策を実施してみるとよいでしょう。
また動画メディアやSNSへの動画広告配信もサポートしてくれるので、動画の広告利用を検討している方にもおすすめです。
さらに複数の業者を確認したい方は、こちらの動画制作会社おすすめを紹介した記事をご覧ください。
4.まとめ
今回は自作と外注どちらにすればよいのか、それぞれのメリットを比較しながらおすすめの自作ツール・外注先をまとめてご紹介してきました。
簡単な制作で事足りる、低コストにしたいといった場合はツールの利用がおすすめです。一方で予算が掛かってもよいから高クオリティにしたいといった希望があれば、制作会社を選びましょう。
気になる場合は無料ツールやサンプル動画制作代行などを利用して、コストを掛けずにトライアルを行ってみてください。