最近縦型の動画広告、よく目にしませんか?
最近の広告業界では、縦型の動画が増えています。Youtubeでも縦型の動画アップロードが増加しましたし、Instagramでも縦画面表示の「リール動画」投稿機能が追加されて話題になっています。
縦型の動画が増えている理由を知り、メリットを理解すると自社の広告発信にも活かせるようになるでしょう。
今回は縦画面の動画広告が気になっている方に向けて、縦画面の動画広告が増えている理由やメリット、最適なサイズなどを解説していきます。
1.なぜ縦画面の動画広告が増えている?
縦画面の動画広告が増加しているのは、すでに理解している方もいらっしゃるでしょうがiPhoneやAndroidといったスマホが一般に普及したからです。
スマホが普及する前は、パソコンで動画を視聴するのが一般的でした。Youtubeといったプラットフォームでアップロードされる動画も、パソコンの横画面に合わせた表示が当然適しています。
しかし現在では、スマホからインターネットへアクセスするユーザーが急増しています。総務省の発表している「令和元年版 情報通信白書」によると、スマホの世帯保有率は全体の79.2%と、パソコンの74%より上です。
スマホは縦画面を基調に作られており、横画面にもできますがユーザーは横にするだけでも面倒に感じてしまいます。そこで縦画面のままきれいに動画を視聴できる縦向き動画が、最近増えています。
2.縦画面の動画広告のメリットは?
縦画面の動画広告を作ると、次のようなメリットがあります。
ユーザーの動画視聴導線がスムーズになる
横型の動画をスマホのポートレートモード(縦画面)で表示すると、小さく表示されてしまいます。文字がつぶれて画面も見にくいので、ユーザーは大きく動画を表示するために
1.画面を横にする
2.スマホをランドスケープモードにして横表示にする
といった手間が掛かります。
しかし縦向きの動画を表示すると、最初から大きく表示されるのでわざわざ横表示にしなくてもきれいな動画を視聴可能です。これにより動画の完全視聴率が上がるといった効果が期待できます。
スマホの縦画面をいっぱい使えるので、インパクトが大きい
横画面表示の動画を無理やり縦画面で表示すると、小さい分インパクトにも欠けます。短い時間でユーザーを引きつけないと離脱が起きてしまう広告においては、大きなデメリットになってしまいます。
縦向きの動画を制作して広告発信すれば、縦画面をいっぱい使ったアピールが可能です。ユーザーとしても大きな画面で最初から広告が表示されるので、インパクトが大きく短時間で興味を持ちやすいと言えるでしょう。
Youtubeといったプラットフォームで競合が横向きの動画しか用意していない場合は、縦向き表示の動画を制作してノウハウを貯めておくことで差を付けられる可能性があります。
縦型の動画プラットフォームでアピールができる
現在ではスマホの普及に合わせて、さまざまな動画プラットフォームが登場しています。
・TikTok
・Snapchat
・C CHANNEL
こういった縦型動画がメインコンテンツとなるプラットフォームをターゲットユーザーに合わせて選択し、縦型の動画を発信することで多くのファンを獲得できる可能性が広がります。
3.縦画面の動画広告のサイズは?
縦画面の動画広告に適したサイズは、以下の通りです。
・ 9:16
・1:1
特に9:16はスマホの縦画面により合っているので、きれいな縦動画を作りたい際にはおすすめのサイズ比です。
また画質については、高画質過ぎてもよくありません。縦動画のターゲットとなるモバイルユーザーは、外出先で携帯回線を使って動画を視聴している場合が多いです。
スマホユーザーは携帯回線のパケットが消費されるのを嫌がるので、高画質過ぎると返って嫌われる原因になる可能性があります。画質を保ちながら、少量のデータで動画を視聴できるように工夫しましょう。
将来的には、データ量を気にせず動画を視聴できる時代になるかもしれません。政府が中心となって、「5G」普及を推進しているからです。
5Gは4Gより大容量・超高速なのを特徴としており、高画質の動画をパケット消費を気にせずに楽しめるメリットがあります。現在プラン提供が開始されている5Gはまだ真価を発揮できていませんが、技術が進めば動画広告も今より進化するでしょう。
4.縦画面の動画広告が向いている動画は?
メイクやアパレルコーディネートなどに関係している
メイクやアパレルのコーディネートなどに関係する動画も、縦型動画が適しています。
メイクやコーディネートは全身を見せる場面が多いため、縦型だと簡単にメイクやコーディネートの内容を把握できます。内容を細かく確認してもらえるのは、映像がつぶれにくい縦画面動画のほうです。
臨場感を感じさせる
ユーザーが普段自分で動画を撮影する際、スマホを縦に持ったまま撮影する人が多いです。そのため縦型の動画広告ではユーザーが自分で撮影している様な気分を感じさせることができます。動画に写っている同じ空間に自分もいる様な、動画の出演者が自分に語りかけてくれている様な、そんな臨場感をユーザーは味わうことができます。
尺が短い
縦型で動画を見たいというニーズには、「時間がないからすぐに動画を視聴したい」という心理も隠れています。また長時間の動画はスマホを横にして視聴したり、帰宅後パソコンで楽しむといった方が多いのもポイントです。
外出先では携帯回線を使うことも考えると、パケット量を消費せずすぐ観終われる尺が短いの動画のほうが縦向き動画には適しているでしょう。短い時間でユーザーにアピールできる、効果的な動画制作を行いましょう。
5.まとめ
今回は縦画面の動画広告が増えている理由やメリット、最適なサイズなどを解説してきました。
縦画面の動画広告が増えたのは、縦でコンテンツを視聴するのが基本のスマホが普及したからです。スムーズに視聴ができる縦型コンテンツを使えば、横型ではできないインパクトの高い訴求ができます。
ぜひ縦型の動画広告を制作して、ユーザーを上手く引きつけてみてください。
株式会社Raboでは、動画の制作や動画広告の代理運用も行っております。
無料で、動画制作をさせて頂くプランも用意しておりますので、詳しく知りたい方はこちらからチェックしてみてください。