Youtuberとして収益を得ている人が増える中、Youtubeの需要も高まっています。
Youtubeはその敷居の低さもメリットになっており、動画制作初心者でも簡単に動画をアップロードしてYoutuberになれます。また企業がYoutuberとして動画をアップロードして宣伝を行うケースも多く、販促ツールとしても注目されているのがポイントです。
ただし広告目的でクオリティの高いYoutube動画を制作するにはコツがいります。
今回はYoutubeに上げる動画を制作する方法や注意点などを解説していきます。
1.Youtuberには誰でもなれる!動画の広告活用も効果的
Youtubeには誰でも動画をアップロードできます。もちろんセンシティブなコンテンツの投稿や虚偽広告などは禁止されていますが、Youtube公式のポリシーさえ順守していれば突然動画が削除されるといったトラブルには遭遇しません。
また最近では
- iPhoneなどのiOS端末やAndroidスマートフォンなどで動画を撮影
- スマホアプリで編集して加工
- Youtubeといった提携先へアップロードする
といった方法も取れるようになって制作に幅が出ています。
Youtubeに動画を投稿すると、企業には次のようなメリットがあります。
コンテンツマーケティングの一環として活用できる
最近は「Vlog」といったコンテンツも登場しています。日々の生活風景などを動画に収めて発信するコンテンツです。テキストメインのBlogに代わる手法として注目を集めています。
上記のように動画系コンテンツの需要は増加しており、Youtubeも例外ではありません。Youtube上でチャンネルを開設、商品・サービスの説明動画やコンセプト動画などを発信して集客する大手企業も多いです。
Youtubeを情報発信の場とすることで固定ファンを増やして集客、そこをタッチポイントとして自社ECサイトへの流入チャネルを形成する、といったことも可能になっています。またYoutubeにはSNS的側面もあり、動画にいいね!をしたり、共有したりコメントを残したりできます。
こういった性質から、Youtubeでの動画投稿はコンテンツマーケティングの一環として活用できるのがポイントです。
- Youtubeをタッチポイントとしてどのようにブランディングやサイト流入を増やしていくか
- SNS側面を理解してどのように拡散・コメントが増加する施策を打っていくか
といった点を確認しながら動画をアップロードできるとより効果的に動画を活用できるでしょう。
VSEOによって検索結果に表示されることがある
Youtubeの動画はGoogleの検索結果に掲載されるケースがあります。動画の検索結果上位表示を狙うような手法を「VSEO」と呼びますが、VSEOを意識しながら動画を投稿できるとさらに集客へつながります。
VSEOの強みを意識できる事例の1つとして料理が挙げられるでしょう。たとえば「きんぴら」とGoogleの検索窓へ入力してみると、きんぴらのレシピに関する動画が複数ヒットします。そして多くの動画がYoutubeから引用されて掲載されています。
掲載結果が比較的下のケースもありますが、通常の記事検索結果に対して動画の検索結果はサムネイル付きなので目立つのがポイントです。下まで何となくスクロールするだけでも目に留まるような仕組みになっているので、1ページ目に掲載されるように工夫するだけでもある程度の効果が見込めるでしょう。
ただし同じ料理でも、たとえば「ピザ」とだけ入力するとYoutube動画が出てこないというケースもあります。ユーザーのクエリを意識しながら動画を作ることで、VSEOの効果も大きくなるでしょう。
アップロードした動画を広告として発信可能
企業がYoutubeでチャンネルを作り動画を投稿する場合、広告面でも役立てることができます。
Youtubeには「Google広告」を通して動画広告を掲載可能です。動画広告には
- ユーザーが他の動画を再生している際に表示されるインストリーム広告
- インストリーム広告を短縮したようなバンパー広告
- ユーザーのYoutube検索結果やおすすめ動画欄に関連した動画広告を表示するディスカバリー広告
といった種類があり、それぞれの特性を理解しながら使い分けることで目的を達成することが可能です。
すでにYoutubeへ動画をアップロードしていれば、それをクリエイティブとしてすぐ広告を打つことができます。ただし広告として発信するためには審査を通す必要があり、動画の内容などではじかれてしまうリスクがある点には注意してみてください。
2.Youtubeの動画制作方法!サービス内で編集からアップロードまで終わらせられる
Youtubeには公式の「YouTube Studio」という編集ツールがあります。動画制作を体験したい場合は、YouTube Studioを使いながら初めての動画を制作してみてもよいでしょう。
ここからはYouTube Studioを活用しながら動画を制作して、Youtubeに上げるまでの手順をご紹介していきます。
動画を企画する
何事もまずは企画が重要です。企業の場合はYoutubeにおいて
- 自社のブランドを形成したい
- 商品・サービスの理解度を深めたい
- SNSとしてバズる動画を公開していきたい
といった目的があるはずです。その目的をベースにどんな動画を制作していけばよいか形を作っていきます。
またユーザーがどんな動画を希望しているかを事前調査で把握しておくのも重要です。事前の分析があってこそスムーズな動画運用が実現します。
機材をそろえて撮影を行う
企画が決まったら、次は必要な機材をそろえて撮影を行います。
今では専用のデジタルカメラや一眼レフを使わなくても、iPhoneやAndroidのカメラ機能で十分な撮影が可能です。望遠で撮影したいといった希望がなければ、スマートフォンで撮影してすぐに編集へ移行できます。
ただしスマートフォンで気軽に撮影する際も、いくつかコツがあります。
- 脇をしめてスマートフォンがぶれないようにしておく
- カット編集のことも考えながら必要な秒数撮影を行う
- 映像を編集しやすいように、撮影開始と終了には余裕を持たせておく
手振れ防止機能にも限界があるので、スマートフォンを固定する工夫が必要です。またカット編集作業も考えて1カットの必要秒数分撮影を行いましょう。撮影始めと終わりに余裕を持たせておくことで、映像の途切れなどにも対応しやすくなって編集が楽になります。
ちなみに「遠くの風景をアップして撮影したい」といった希望がある場合は、一眼レフといった専用機材が必要です。スマートフォンのデジタルズームや画素数などでは限界が出てくるからです。
YouTube Studioで編集する
動画素材ができあがったら、次にYoutube Studioの管理画面へアップロードしていきます。
まずはPCから画面を開き、右上の「作成」ボタンをクリックします。そして指示に沿って編集作業を行っていきましょう。
編集画面では
- カット
- BGM挿入
- フィルタといった加工を行う
- 誘導リンクを挿入する
といった作業が可能です。
そのまま公開する
編集が終わったら
- タイトル
- 概要
- サムネイル
といった公開に必要な情報を入力、公開設定を行ってYoutubeへ一般公開していきます。
ちなみに
- 限定公開:URLを知っている人だけ閲覧できる
- 非公開:動画保有者のみ閲覧が可能
といったステータスを間違って選択すると配信されないので注意してみてください。
3.YouTubeに動画を上げるときの注意点!動画制作が不安な方はプロに相談を
Youtubeへ動画を上げる際は、いくつか注意点があります。
- 音楽や動画内容が著作権・プライバシー違反になっていないかチェックする
- Youtube Studioで機能が不足している場合は、他のツール利用を検討する
- クオリティの高い動画を制作する際は、企画や機材選定などに時間を掛ける必要がある
- 分析や改善の手間まで考えると負担が大きい
制作を補助するツールがあるとはいえ、他の業務と兼任でクオリティの高い動画を制作するにはかなりの手間が掛かります。企画の構成や機材の選定、動画の内容確認や改善に至るあらゆる工程へクオリティを求める場合は外注したほうが楽です。
たとえば下記のような業者が制作を代行してくれます。
ムービー堂
印刷所初の動画制作サービスがムービー堂です。
企画から納品までを一気貫通で行ってくれます。Youtubeに限らず各SNSへアップロードする動画制作へ対応してくれる上に、動画広告配信までサポートしてくれるのがポイントです。
また印刷所ならではの紙資料制作にも対応しており、QRコードを掲載して動画と連携させるといった施策も取ることができます。
まるムビ
まるムビには、丸投げできる動画制作サービスという意味が込められています。
特徴はWebサイトから動画を制作する点であり、この特性によってすり合わせのずれをなくしながらスムーズな納品が実現しています。またWebサイトをただなぞった動画にならないように、オリジナルイラストの制作やナレーション追加、アニメーション制作まで請け負ってくれるのがポイントです。
全工程を丸投げできる点を考えると、料金もリーズナブルに見えるサービスになっています。
らくムビ
らくムビは、低価格で質の保証された動画制作を依頼できるサービスです。
動画撮影や編集、あるいはどちらとも依頼することが可能です。動画編集代行であれば1万6,500円~からというように、ロープライスで外注ができるサービスとなっています。オプションも豊富なので、プラン内容にプラスして目的通りの動画を制作してもらいましょう。
他にもサービスは存在します。動画制作業者に関してはこちらをご覧ください。
4.まとめ
今回はYoutubeへ投稿する動画を制作する方法や注意点などをご紹介してきました。
Youtubeへは誰でも動画をアップロードできます。ただし企業が広告出稿も含めてYoutube利用を検討する際は、各工程をスムーズに進めるのに時間が掛かります。手が足りない場合は外注したほうが時間を圧迫されずに済みます。
外注する際は料金やサービス内容を確認して、希望の内容で請け負ってくれる業者を選定してみてください。