VR動画は自分で制作可能?作れない場合は外注も検討しよう

最近VRをマーケティングに活用する企業が増えています。コロナ禍の影響もある中、非対面でダイナミックな訴求のできるVRは優秀な販促ツールにもなりえます。

ARとともに注目されているVRは、機器やソフトウェアがそろえば自作することも可能です。ただし簡単に制作できるわけではないので、制作できるか確認してから場合によっては外注も検討してみるとよいでしょう。

今回はVR動画制作に必要なものや制作ステップ、そして外注する場合の注意点などを解説していきます。

1.VR動画制作に必要なもの!専用カメラなどが必要

VR動画を制作するには、次のようなものが必要です。

360度カメラ

まずVRを構成するための仮想現実世界を作成するために、360度カメラが必要です。360度カメラでは通常のカメラとは違い魚眼レンズというものを採用しており、一度の撮影で360度の風景を視界へ収めることができます。撮影した映像は湾曲しますが、これを編集で上手くつなぎ合わせたりすると立体感のある空間を演出可能です。

360度カメラにはいくつか選び方のポイントがあります。

  • 全天球と半天球どちらのレンズにするか考える
  • 画素数やフレームを確認する
  • 防水といった機能周りをチェックする

全天球レンズは水平・垂直全方向の風景を視界へ収めることが可能です。足元や機材まで映り込んでしまう可能性がある反面、没入感の高い映像を作れるのがメリットです。また半天球レンズの場合は水平方向および垂直上方向の風景が視界へ収まります。下が写り込まないメリットがある反面、撮影範囲が限定されてしまうデメリットがあります。

画素数やフレームは、動画のクオリティに影響してきます。撮影可能画素数が大きければ処理負担が大きくはなりますが、加工は細かくしやすいです。またフレームレートは映像の滑らかさに影響しますが、30fps前後あれば十分です。撮影中、無暗にfpsを増やすと画素数が小さくなるリスクもあるので注意してみてください。

またアウトドアといった場面で360度カメラを活用する場合は、防水機能や防塵機能、耐久性などもチェックする必要があります。自転車などへ括り付けて動きのある撮影をしたい場合は、「アクションカメラ」と呼ばれるブレ防止機能があるモデルを選ぶことになるでしょう。

編集ソフトウェア

360度カメラには自動補正機能が搭載されているケースがあります。しかし補正機能だけではVR動画は完成しません。結局は人の手でソフトウェアを使いながら、目的通りの仕上がりを目指す必要があるでしょう。

通常の動画編集ソフトウェアでは機能が不足する可能性があるので、まずVR動画(360度動画)対応というフレーズが記載されているかどうか確認してみてください。それから

  • 対応しているOS
  • 対応動画フォーマット
  • 価格
  • 必要な編集機能がきちんと搭載されているか

といったポイントをチェックしてみましょう。

使っている360度カメラの撮影フォーマットに対応している編集ソフトウェアを選ぶと、作業がスムーズです。また価格は

  • 買い切り
  • 月額・年額払い

といったタイプがあります。買い切りではそれ以上料金が発生しませんが、更新が受けられないデメリットがあります。また月額・年額払いのケースでは定期的に機能アップデートが受けられるので陳腐化しないメリットがある反面、継続的にコストが掛かるので注意しましょう。

さらに編集ソフトウェアの機能も異なります。4K編集もできるかといった点を確認して適切な機能を搭載したモデルを選んでみてください。

VRゴーグル

作成したVRがきちんと機能するか確認するため、VRゴーグルが必要です。またユーザーがどんなVRゴーグルで動画を視聴するのかを考えるのも、ポイントになってきます

たとえばVR動画をYoutubeへアップロードして販促へ使う場合、ユーザーはiPhoneといったiOS端末やAndroid端末などで動画を楽しむでしょう。そこでターゲットユーザーが使うであろうモバイル機器へゴーグル用のアタッチメントを装着、動画の見栄えや機能を確認できればよい検証になります。

またVR動画を「Oculus Quest」といったスタンドアローン型(単独で起動して処理を行えるVRゴーグル)用のプラットフォームへ上げる場合は、スタンドアローン型のVRゴーグルで動画の感触を確かめてみましょう。

2.VR動画制作のステップを解説!企画から気を付けよう

ここからはVR動画制作の手順をご紹介していきます。

VR動画を映像作品として企画へ落とし込む

VR動画は映像作品ですから、最初の企画が肝心です。いくらクオリティの高い動画を制作しても、ユーザーが望む体験を提供できなければ意味がありません。

  • 商品を身に着けて外を歩くとどうなるのか体験してほしい
  • 物件の中身を視覚的・立体的に理解できる動画を作りたい

といった目的に合わせて、どんな機材やソフトウェアを用意するかまで決められると安心です。

希望のロケーションやシチュエーションで撮影を行う

企画が固まった後は、実際に撮影を行っていきます。

撮影の工程では

  • どこで撮影を行うのか
  • タイミングをどうするのか

といった点を考える必要があります。

場所は紹介したい商品・サービスの雰囲気へ合ったところにする必要があります。撮り直しは面倒なのでしっかり場所は選定しておきたいところです。

また

  • 朝・昼・夜どの時間帯に撮影するのか
  • 雨や晴天などどういった天候で撮影すればよいのか

といったタイミングによってもユーザーの印象が変わってきます。

動画へエフェクトを付けたりBGMを追加したりする

撮影終了後は動画をVR編集ソフトウェアへ取り込み、加工を行っていきます。

編集ソフトウェアでは

  • アニメーションを付ける
  • BGMを外部から追加する

といったことができます。撮影済みの動画を活かしながら上手く編集することで、より没入感のあるVR体験を提供できるでしょう。

ちなみに動画同士をつなぎ合わせる「スティッチング」をスムーズに行えるかが、動画のできばえを左右してきます。検証で完成した動画を確認しながら、気になればスティッチングを調整してよりシームレスな動画を構築してみてください。

指定のプラットフォームへアップロードする

動画が完成したら、Youtubeや自社Webサイトなど指定のプラットフォームへアップロードします。

  • ターゲットユーザーが視聴するプラットフォームはどれか
  • 目的を達成できるプラットフォームはどれか

といった点を確認しながら、場合によっては複数のプラットフォームへアップロードを行う必要があります。

効率よく管理や分析を行いながら、施策を回していってください。

3.VR動画の制作に対応している業者はどこ?外注する場合は事前に確認しよう

VR動画の制作は片手間でやるべきではありません。広告やコンテンツマーケティングの一環として行い場合は、担当者を指定した上でそれなりの労力を掛ける必要があります。

VR動画の制作が面倒であれば、専門業者へ外注してみましょう。ただしすべての映像業者がVR動画へ対応してくれるわけではないので注意してみてください。

たとえば「ムービー堂」という動画制作サービスでは、CG・アニメーション追加やドローン撮影などに対応しています。しかしVR動画対応という表現は見つかりません。

また「らくムビ」という動画制作サービスでも、アニメーション制作やドローン撮影などに対応しています。しかしこちらもVR動画対応とは書いていませんでした。「まるムビ」という低価格で依頼できる動画制作サービスでも特に表記はありません。

ムービー堂やらくムビ、まるムビといったVR動画対応を謳っていないサービスでも、問い合わせすれば対応はしてくれるかもしれません。しかし基本的には、最初からVR動画撮影に対応していることを売りにしている業者へ外注したほうが安心です。

また依頼先を選定する際は料金やサービス内容をよく確認しておきましょう。おすすめの動画制作会社についてもご紹介しているので参考にしてみてください。

4.まとめ

今回はVR動画の制作に必要なものや制作ステップ、外注の際の注意点などをご紹介してきました。

PCやスマートフォンなどで楽しめるVR動画を制作する際は、専用機材やソフトウェアが必要です。企画ノウハウも必要なので、マーケティング上作業が面倒だと感じる場合は外注がおすすめです。

ただしVR対応と謳っているところとそうでないところがあるので、なるべく対応と記載されている業者へ依頼をしてみると安心できます。