パルケミートのchrome拡張機能が提供開始!他ミーティングツールとの比較もご紹介

Web上でミーティングする機会が多くなった今、どうやってミーティング作業を効率化するかが重要になってきています。手間なくすぐに会議へ参加できる環境が必要ですし、カレンダー連携といった作業も効率化できるとより効率性が上がるでしょう。

ミーティングの作業負担を削減してくれるツールはたくさんありますが、「パルケミート」もそんなツールの1つです。今回はパルケミートのChrome拡張機能の概要やできること、そして他有名ツールとの比較を行っていきます。

1.パルケミートのChrome拡張機能版が、提供開始になる!

2022年7月21日から、パルケミートのChrome拡張機能版が提供開始になりました。「パルケミート for Google Chrome」という名称で提供中です。

パルケミートとはWeb会議用の専用ツールであり、「株式会社パルケ」が提供しています。登録する必要がなく無料で利用可能です。

拡張機能を利用するにはChromeウェブストアを開き、「パルケミート for Google Chrome」で検索を行います。インストール後に拡張機能を有効にしてパルケアカウントでログインするだけで、全機能が利用できるようになるのがポイントです。

株式会社パルケの調査によると、Web会議システムにおいて

  • 38%もの職場で有料アカウントの共有が発生している
  • 32.8%が無料版を使っている

といったように、コスト削減が行われている実態が分かりました。

※2022年4月に実施された「ウェブ会議システムの利用実態調査」がベース

そこでパルケ社ではChrome拡張機能を通してパルケミートを利用できるようにすることで、無料でGoogleカレンダーの連携やWeb会議の開催・招待が簡単に実行できる環境を提供しているのがポイントです。

2.パルケミートのChrome拡張機能版でできることとは?

パルケミートのChrome拡張機能版では、次のようなことが可能です。

Web会議コストの削減

パルケミートの利用は完全無料です。Web会議用のPC・周辺機器さえそろえればすぐに利用できます。

Web会議ツールはいろいろな場面で使いますが、利便性とコスト削減を両立できるツールは意外と選定するのが難しいです。パルケミートは利便性・コストの両方の観点から課題を解決できるので、導入のハードルが低いのがポイントになっています。

将来的にはSlack用の拡張機能も提供予定なので、さらに利用範囲が広がっていくでしょう。

制限時間を気にせずに済む

通常ZoomといったWeb会議サービスでは、会議に使える時間が制限されています。有料プランへの登録につなげるための手法ですが、コストが気になる方にとっては利用時間の制限はデメリットになるでしょう。長い会議もしづらくなります。

しかしパルケミートではWeb会議をいつでも、何時間でもできるようになっています。無料でありながら時間制限がないパルケミートは、コストや時間制限の問題でWeb会議ツールを導入しかねている企業へもおすすめできるツールです。

ただしパルケミートには時間制限はありませんが、人数制限があります。最大10人までしかサービスを同時利用できません。また現在容量を拡大できる有料プランの提供もないので、Web会議参加メンバーが10人を超えるケースが多い企業では利用できません。このためコスト削減したい小規模の企業にパルケミートをおすすめします。

AIによる文字起こし

PC環境でありGoogle Chromeを利用していれば、パルケミート上でAIによる文字起こし機能を利用できます。

通常文字起こしを1から人の手でやると大変です。場合によっては何度も録音されたデータを聞きながら文字を起こしていく必要があります。

パルケミートを使えばある程度の文字起こしが自動で可能なので、それをベースに人の手で小さい手直しをするだけで文字起こしが完了します。自社の使い方によっては上手く機能しない場面もあるでしょうが、使ったほうが文字起こし作業を一気に減らせるので便利です。

ちなみにパルケアカウントでログインしていれば、ミーティング中のコメント等をいつでも確認できます。文字起こし機能をフルに活用したい方は、ぜひパルケアカウントを作った上でパルケミートを利用してみてください。

Googleカレンダー上でミーティング予定を作成

パルケミートのChrome拡張機能を有効にすると、Googleカレンダー上でミーティング予定の作成が可能です。

日付を指定してからミーティングのタイトルなどを予定に入れる画面へ移動すると、「パルケミートのミーティングを追加」のボタンが表示されます。ボタンを押すとミーティングURLが自動発行されるので、メッセージとしてそのまま保存するだけで予定の作成が可能です。

予定作成後は、ユーザーが共有されたGoogleカレンダー上の予定をクリックするだけでミーティングへ参加できるようになります。ちなみにGoogle Chromeからパルケミートの拡張機能アイコンをクリックして「今すぐミーティング」を押すことで、すぐにミーティング画面を開いて会議を始められるのもポイントです。

3.パルケミート Chrome拡張機能と、他有名ツールを比較

ここからは有名なWeb会議ツールと、パルケミートを比較していきます。

Zoom

コロナ禍で一気に広まったWeb会議ツールであるZoomは、一時期セキュリティ問題が話題になりましたが現在では解決しており、安全に利用できます。画面共有や録画など複数の機能が搭載されており、場面に合わせて自由に利用できるのもポイントです。

ZoomではChrome拡張機能も利用されており、FireFoxやSafariでも機能をインストールして連携可能になっています。この点パルケミートより拡張の自由度は高いです。

ただし最近は1対1の会議でも40分までの利用制限が掛かるようになってしまい、以前より利便性が落ちています。対してパルケミートは10人まで時間無制限で利用できるので、少人数での利用の場合はパルケミートを利用したほうがコストを削減できるかもしれません。

通信品質や拡張性の高さなどにこだわる場合は、有料プランになってもZoomを利用したほうがよいケースがあります。機能やコスト面などから両者を比較してどちらを使うのか決めてみましょう。

Google Meet

Google MeetはGoogle純正のWeb会議ツールであるため信頼性が高いです。また各Googleアプリとの連携が容易であり、利便性が高いのも特徴になっています。

ただしモバイル利用ではアプリをインストールする必要があります。この点モバイルでもURL共有のみで利用できるパルケミートと比較すると若干面倒かもしれません。

利用人数・時間については、無料の場合1対1であれば最長24時間会議を続けられるので実質時間無制限で利用できると言ってよいでしょう。ただし3人以上の会議では60分までしか会議ができません。3人以上でも24時間利用するには、Google Workspaceの有料版へ登録する必要があります。

4.まとめ

今回はパルケミートのChrome拡張機能をご紹介してきました。

コロナ禍でWeb会議の利用頻度が増す中、どうやってコストを抑えながら会議をスムーズに行うかが重要になっています。パルケミートのChrome拡張機能であれば、無料で気軽にWeb会議を開催できます。ただし利用人数制限を解除する有料プランがまだないので、小規模企業向けだという点を理解しておいてください。

ぜひパルケミートのChrome拡張機能を使い、Web会議を効率化してみましょう。