Pangleのパブリッシャープラットフォームって何?わかりやすく解説します

モバイル広告を成功させるには、適切な広告を出稿した上で継続的に分析を行うことが肝心です。しかし統合的なプラットフォームがないと分析効率が下がって作業がきつくなるケースもあります。

そこで活用したいのが、「Pangle」です。聞き馴染みがないかもしれませんが、Pangleはモバイル広告向けの配信・分析プラットフォームです。入札といった各プロセスを合理化できるので、効率よく広告配信ができるようになります。

今回はPangleとは何か、そしてその特徴や利用した成功事例などをご紹介していきます。

※Pangleを運営しているTikTokの広告についてはこちらから確認できます

1.TikTokの運営サービス!そもそもPangleとは

PangleはTikTokが運営を行うモバイル広告向け配信・分析プラットフォームです。アプリの広告価値を最大限に向上させるために登場したサービスとなります。

Pangleを使うと

  • 掲載メディアの選定などが面倒臭いので効率化したい
  • アプリに合った広告を効率よく配信したい
  • 配信後のパフォーマンスを細かく調べたい

といった希望がすべてかなえられるでしょう。

ちなみにPangleの抱えている広告掲載可能なアプリは、TikTok系のサービスだけに限りません。世界中に張り巡らされた複数のアプリネットワークから在庫を選んで配信できる点もポイントになっています。

Pangleは最近リブランディングに伴うアップデートを行いました。

  • ユーザーとインタラクティブになれる商品の提供
  • ROASといった指標に基づいたコンバージョン促進

といった対応によって、今後さらに便利なプラットフォームとなっていくでしょう。

ただしプラットフォームへログインすると英語が並ぶので、まだ日本語版には完全にローカライズされていないようです。その点に注意して、ある程度英語が使える状態で利用するのが望ましいでしょう。

2.Pangleのパブリッシャープラットフォームの特徴とは?4種の広告が活用可能

Pangleのパブリッシャープラットフォームには次のような特徴があります。

登録・利用は無料でできる

Pangle自体の登録や利用は無料でできます。広告は自分で用意する必要がありますが、

  • メールアドレス
  • 名前
  • 会社名
  • 利用地域

などを入力してメールアドレスで認証すれば、すぐにダッシュボードを開いて使えるようになっている手軽さがポイントです。

4種類の動画広告を利用できる

Pangleの最大の特徴は、4種類の動画広告を利用できる点です。

動画リワード広告

動画を視聴する代わりに、ユーザーがリワード(対価)を獲得できる動画広告です。アイテム課金が用意されているアプリでもよく使われる広告手法です。

ユーザーは動画を視聴するかしないか決められますが、視聴することで

  • アイテムのゲット
  • アプリ内通貨の入手

といった特典が手に入るので、視聴する可能性が高いのがポイントになってきます。

ただしリワード目的でライトなユーザーまで集まってしまわないように、リワード内容などを適宜調整する必要があるでしょう。

インタースティシャル広告

アプリ利用の合間に挿入される広告です。

  • 一定時間見てからスキップできる
  • スキップできない
  • 最初からスキップ可能

といった種類があります。

Pangleでは、iPhoneやAndroidスマートフォンといった端末でフルスクリーンの動画広告をインタースティシャルによって配信可能です。また画像にも対応しており好きな方法で配信が可能なのもポイントになってきます。

その代わりユーザーのアプリ利用を妨げないように、うるさい見た目の広告にしないほうがよいでしょう。

ネイティブ広告

SNSのフィードといった、通常の投稿欄に合わせてなじむデザインで表示される広告です。

配信アプリと広告クリエイティブのターゲットが合っていれば、まるでアプリコンテンツの1つであるかのように見せることができます。質の高い広告であればそのままクリックや閲覧される可能性も高いでしょう。Pangleにはテンプレートも用意されており、利用すると手間を掛けなくても自動でクリエイティブを作成可能です。テキストや画像にも利用可能になっています。

その代わりアプリの通常コンテンツに埋もれない画像やテキストを用意する必要があるでしょう。

プレイアブル広告

最近利用が増加している広告です。実際に広告配信中にデモプレイができる広告であり、ゲームアプリ広告によく利用されています。

アプリをインストールしてから利用するのは手間ですが、プレイアブル広告では広告の中でプレイ内容を疑似体験できます。その場で実際のプレイと同じ体験ができるのでエンゲージメントを上げやすい、そのままインストールしてもらえる可能性が上がるといったメリットがあるでしょう。PangleによるとLTVといった指標も上がりやすい広告形式です。

ただし簡単なプレイしか再現できないので、本当にプレイしてほしい内容を選んで広告で流す必要があるでしょう。

分析や目標設定・入札などをサポートしてくれる

Pangleのダッシュボードは見やすくなっているので、パブリッシャープラットフォームとして初心者でも利用可能です。高度な分析によりさらにアプリ広告のパフォーマンスを向上させられます。

また目標設定や入札についても、Pangle上でサポートが行われるので安心です。インプレッション1回におけるeCPMを最大限に高めたりできます。入札についてはリアルタイムで行われるので、常にコストを最適化可能です。

ニュースレターや活用ガイドなどを無料で利用可能

Pangleでは無料で利用できるサービスも多く用意されています。

たとえばニュースレターについてはアカウントを作成しなくても、メールアドレスを入力すればすぐ受け取り処理ができます。Pangleに関する最新情報が届くので、気になる方はメールアドレスだけでも入力してみてください。

また活用ガイドも配布されています。活用に関するヒントなどをガイドからつかんでみましょう。

さらにアプリを成功させるサポートを受けたい方は、無料の専任エキスパートのアドバイスまで受けられます。コストを削減するために、これらの無料サポートを受けながら広告費の調整を行ってみてください。

3.Pangleのパブリッシャープラットフォームを使用したアプリの成功事例

Pangleの活用事例として、Longtu Gameの事例をご紹介していきます。

Longtu Gameはゲームアプリ「Ancient God」の宣伝において、Pangleの助力を求めました。具体的にはアプリイベント最適化(IAEO)を実行するためにPangleにデータを収集するサポートをしてもらい、適切な目標値を設定しています。

以前はアプリインストール広告を出稿していましたが、目標値は達成できませんでした。そこでアプリイベント最適化に関する広告を新しく出稿したところ、アプリインストール広告と比較して

  • ROASが30%向上
  • CPAを40倍削減

といった効果を得られました。

もしPangleの利用に関して困ったことがあれば、公式へサポートを受けてこのように成功してみましょう。

4.まとめ

今回はPangleとは何か、そしてその特徴や利用した成功事例などをご紹介してきました。

Pangleは幅広いアプリネットワークへ配信できる便利なサービスです。無料サポートも受けられるので、まずは気軽に登録してサービスの機能を確認してみてください。

動画広告などを上手に使って、Pangleを使ったアプリプロモーションを成功させてみてください。