【2022年最新】Twitter広告、広告ごとの入稿規定を解説

Twitter広告の入稿規定は、わかりにくいのが特徴です。というのもフォーマット別に多くの規定が設けられており、すべて理解するには時間が掛かるからです。

確認しておくと入稿時にトラブルが起きる可能性が少なくなりますが、公式のページから規定を確認するのも面倒です。そこで今回はTwitter広告の入稿規定を、広告ごとにポイントを踏まえながらわかりやすく解説していきます。

1.Twitter広告、広告ごとの入稿規定を解説

ここからはTwitter広告の入稿規定を、フォーマットごとに解説していきます。ちなみにTwitter投稿に本文を追加できるフォーマットでは、本文の文字数はすべて「半角280文字以内(全角140文字以下)」という制限があります。

  • テキスト広告
  • 画像広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告

といった基本広告についてのわかりやすい入稿規定は、すでにこちらの記事でご紹介しているので参考にしてみてください。

モーメント広告

複数のツイートをまとめてストーリー形式で表示できるフォーマットです。いっぺんに情報をまとめて提示できるのがメリットです。

規定についてはまとめて表示する広告フォーマットによって違うので注意しましょう。

Twitterオーディエンスプラットフォーム

モバイルアプリやWebサイトの宣伝などに利用できるフォーマットです。Twitterが構築しているネットワークを通じて、Twitter以外のアプリ等へ広告配信ができるようになります。

既存の設定したクリエイティブを活用できるので、楽に配信できるのもメリットです。ただし細かい規定等についてはTwitter側に問い合わせないと分からない点に注意してみてください。

フォロワー獲得広告

オーディエンスに対してアカウント自体の紹介を行い宣伝する広告です。アカウントのフォロワーを増加させたい、といった際に利用できるフォーマットです。ユーザーのタイムラインや検索結果のおすすめユーザーボックスへ、プロモアカウントとして表示されます。

フォロワーカードが自動的に作成されるので、文章以外のクリエイティブは設定しなくて大丈夫です。

Twitter Amplify

配信されているTwitter上の動画に対して、プレロール形式で挿入する広告です。挿入された動画の視聴数等が多いほど認知度向上などへつなげられるのがメリットになっています。

共通規定

ファイルサイズ 最大1GB
動画の長さ 最大2分20秒(15秒以下を推奨)
ファイル形式 MP4またはMOV
動画アスペクト比 1:1を推奨
推奨動画サイズ 1200 x 1200(1:1の場合、最小サイズ600 x 600)

アスペクト比が1:1以外の場合は最小サイズ640 x 360

URL(オプション) http://またはhttps://で始める
ブランディング 動画全体を通して表示することを強く推奨
キャプション クローズドキャプションかテキストオーバーレイを強く推奨

Amplifyプレロール

ブランドを崩さない対象の動画配信へ自動挿入されます。

推奨動画ビットレート 1080pの動画は6,000k~10,000k(6,000kを推奨)

720pのビデオは5,000k~8,000k(5,000kを推奨)

推奨フレームレート  29.97FPSまたは30FPS

推奨フレームレート以上のFPSでも問題なし

推奨オーディオコーデック AAC LC(ローコンプレキシティ)
推奨ビデオコーデック 4:2:0の色空間に対応する、H.264、ベースラインプロファイル、メインプロファイル、ハイプロファイル

Amplifyスポンサーシップ

特定の1動画配信に対して、独占的に広告を表示します。基本的な規定は共通規定と同じです。

Twitterライブ

ライブ形式で広告を動画表示できます。ユーザーからの評価をその場で受けながらインタラクティブな広告宣伝ができるのがメリットです。

RTMP 動画コーデック: H.264/AVC
動画ビットレート: 9Mbps(推奨)、 12Mbps(最大)
オーディオコーデック: AA-LC
オーディオビットレート: 128bps(最大)
解像度 1280×720(推奨)
1920×1080(最大)
フレームレート 30 fps(推奨)
60 fps(最大)
キーフレーム間隔 OBS: 3秒ごと
Wirecast:
24 fps = キーフレーム間隔/72フレーム
30 fps = キーフレーム間隔/90フレーム
50 fps = キーフレーム間隔/150フレーム
60 fps = キーフレーム間隔/180フレーム
サポート対象のエンコーダーとサービス Restream
Golightstream
Socialive
OBS
Wirecast
Teradek
Elemental
Vmix
StreamYard
Streamlabs
カルーセル 最大5つの動画。複数のライブ動画、VOD、GIF画像、写真を使用可能
ハッシュタグ ツイートバーでツイートを入力する際に自動入力
タイムラインのツイート 特定の用語を含むツイートを集める、最大5つ

Twitterテイクオーバー

最初に表示される広告やトレンドといった、目立つ場所に広告を意図的に配置できるフォーマットです。

タイムラインテイクオーバー

Twitterを開いた際最初にユーザーへ表示される投稿を、広告にできます。最初に表示されるため目立ちやすくインプレッションを稼げるのがポイントです。

画像広告や動画広告など、利用フォーマットに準した規定を順守する必要があります。

トレンドテイクオーバー

トレンドハッシュタグとして広告を表示できます。「話題を検索」タブへ表示されるため、最新情報を熱心に調査しているユーザーへリーチできるのがポイントです。

トレンドハッシュタグ(必須) Webサイトやモバイル端末の「話題を検索」タブ上で表示、最大20文字
トレンドの説明(入力を推奨) Webサイトやモバイル端末の「話題を検索」タブ上で表示、半角70文字(全角35文字)まで
コンパニオンプロモ広告(必須) 3~6件のプロモ広告(画像、動画、GIF画像など)を作成して表示できるようにする

トレンドテイクオーバープラス

ハッシュタグといっしょに画像等のビジュアルを表示します。トレンドテイクオーバーよりもさらに目立つように広告表示可能です。

ファイルタイプ 6秒ループ再生されるGIF画像、MP4、 または静止画
アスペクト比 16:9(GIF画像および静止画)
ファイルサイズ 静止画は5MB、GIF画像は15MB
トレンドハッシュタグ 最大全角16文字(半角8文字)
トレンドの説明 最大30文字、クリエイティブはdarkTweet経由でTwitterに入稿する必要あり
トレンド名および説明 ハッシュタグはトレンド名と説明に重複して入れない

説明フィールドにブランド名を記載する必要なし

説明フィールドにはトレンド補足をわかりやすく入力

「50%オフ」といったあからさまな表現はNG

ブランド機能

自社のオリジナリティを出せる絵文字や通知などを利用できるフォーマットです。

ブランド絵文字

ハッシュタグに紐づけて服アイコンといった絵文字を表示できます。ビジュアル面でハッシュタグがより目立ちます。

利用可能なハッシュタグ Twitter上での言及が過去30日で250件を超えるもののみ

ブランドに直接関連しているものはこれに限定しない

デザイン 72×72ピクセルにし、16×16ではっきり表示できるもの

明るくても暗くても表示できる色使いにする

縮小しても認識できるシンプルなものにすること

複数の顔/ロゴをまとめて入れない

ブランド通知

対象ユーザーと1対1で会話できるフォーマットです。@ツイートをオプトインしたアカウントへ自動配信されます。

利用可能フォーマット 予約された通知

サブスクリプション通知

インスタント通知

コールトゥアクション(CTA)と通知のツイート 標準的なプロモ広告の仕様に従うこと

2.Twitter広告、広告ごとの入稿規定を確認する意味!公式でも情報が多くて分かりにくい

Twitter広告に限らず、あらゆる広告サービスにおいて規定通りに入稿をしないと、

  • そもそも広告が配信されない
  • 広告配信数に制限が掛かる
  • 予想以上に無駄なコストが発生するリスクがある

といったデメリットがあります。入稿規定通りに広告を設定して配信するようにすることで、

  • 配信中止になるリスクが減る
  • 広告配信に制限が掛からないので思った通りに配信できる
  • 広告ランクが上がってコストが削減される

といったメリットが得られるのがポイントです。

またTwitter広告では

  • 成人向けの性的なコンテンツ
  • アルコール関連のコンテンツ
  • 理念に基づく広告

といったジャンルの広告配信について、制限があるまたは配信が禁止になっています。各項目ごとに注意点があるので、公式情報からよく確認しておきましょう。

もし広告規定に違反した場合は「オフボーディング(Twitterプラットフォームから排除)」されるので、広告を配信できなくなります。ちなみにオフボーディング中は新しい広告アカウントを作成して、広告を出し分けたりといった行為ができなくなる点もポイントです。

違反があると広告配信停止前に、Twitter公式からその旨のメッセージと解決方法がメールで送信されます。オフボーディングされそうになったら、早急にメールの手順通り解決を行ってみてください。

3.Twitter広告、広告ごとの入稿規定の最新情報はどこで確認する?

Twitter広告の入稿規定の詳細や最新情報を知りたい方は、まずTwitter公式を確認してみてください。たとえば次のようなページで細かい入稿規定が確認可能です。

またポリシーのアップデートに関するログも役立ちます。国ごとに規制の最新情報を確認できるのでおすすめです。

その他

  • プレスリリースのTwitter広告規定の最新情報
  • 広告関連メディアのニュース
  • Twitterで流れるTwitter広告に関する投稿

なども役立つでしょう。まずは公式を基準にして、他の情報を参考にすると間違いがないでしょう。

4.まとめ

今回はTwitter広告の入稿規定についてわかりやすく解説してきました。

Twitter広告のフォーマットは多く、Twitter外に配信できるものや補足的な機能まで含めると覚えるのに時間が掛かります。まずはこの記事の内容だけでも頭に入れておきましょう。

弊社ではTwitter広告の配信サポートを行っております。規定等で悩んでいる方はぜひご相談のうえ、運用代行などをご依頼ください。