【2022年最新】Yahoo!の運用広告に関するアップデートまとめ

広告分野では

  • Cookieからの脱却
  • AIの補助拡大

といった変化により、広告サービスのアップデートが続いています。

広告をさまざまなネットワークへ出稿できる大手サービス、「Yahoo!広告」でもさまざまな変更・アップデートが行われているのがポイントです。

今回は2022年の変更を中心にYahoo!広告の最新アップデートをまとめていきます。

1.Yahoo!広告の最新アップデートまとめ!広告表示オプションが新調される

Yahoo!広告広告では次のような最新アップデートが行われています。

ディスプレイ広告(運用型)におけるリンク先URL形式の廃止

2022年1月27日から、ディスプレイ広告(運用型)において最終リンク先URL形式への変換機能の提供が開始されています。従来は

  • 広告に表示されるURL
  • リンク先のURL

を別々に設定できました。つまり表示されるURLに、直接広告をクリックした際に飛ぶとは限らない状況でした。

ユーザーが想定していないWebサイトへのアクセスを防ぐために行われた変更です。最終リンク先URL形式への変換機能を使うと、自動で新形式への対応が行われます。ただし上記2つの項目がバラバラだと機能が上手く働かないので、手動で設定を変更する必要があります。

検索広告における検索クエリデータの表示内容変更

2021年9月9日以降、検索広告における検索クエリデータの表示内容変更が行われています。2021年2月1日以降のデータに関して変更が実施されます(多くのユーザーに検索されたクエリデータに関しては2020年8月31日以前でも取得が可能です)。

判断基準を変更することで、多くのユーザーが検索したクエリを単に表示するだけの方式とは打って変わりより適切なデータをリアルタイム表示できるようになっています。

検索連動型ブランディング広告のアップデート

2022年2月24日に、検索連動型ブランディング広告のアップデートが完了しました。

  • 「メインバナー」で動画広告を使えるように
  • 動画視聴レポートの提供が開始
  • 掲載終了日の時間追加が可能に

といった変更で動画広告の利用や、細かい配信期間の設定が可能になっています。従来より多様的に適切な広告を打つことができるようになりました。

検索広告における広告表示オプションの追加・自動変更

2022年2月21日に、検索広告における広告表示オプションの追加・自動変更が発表されました。

  • 広告表示オプションごとに配信のON・OFFを切り替え可能に
  • 広告表示オプションの作成上限がなくなる
  • 広告表示オプションが新形式・旧形式どちらかを確認できる項目を追加
  • ダウンロードファイルの項目が追加される
  • レポート項目が追加される

といったように細かいですがたくさん変更があっています。知らなかった方はいちおう確認しておきましょう。

ディスプレイ広告における項目名の変更・旧指標の削除

2022年3月10日に、ディスプレイ広告における項目名の変更・旧指標の削除が行われました。

  • 各種一覧画面の「配信」項目を「配信設定」という名称に変更
  • 各種作成や編集画面、画像、動画管理画面の「配信」項目を「配信設定」に名称変更
  • インプレッション数、クリック率といった旧指標の削除

細かいですがユーザビリティを意識しての変更だと思われます。

アトリビューションモデル比較レポートの提供が開始

2022年3月16日に、アトリビューションモデル比較レポートの提供が完了しました。

広告とユーザーのタッチポイントごとに貢献度を割り振り、適切な動線を意識して広告を分析・施策立案ができるようになっています。モデルは複数から必要なものを選べるので、目的に応じて最適なモデルで貢献度を割り振れます。

  • Yahoo!広告ディスプレイ広告
  • Yahoo!広告検索広告(MCCアカウント利用者)

が対象です。

Yahoo! DMPが終了

2022年3月31日に、Yahoo! DMPが終了しました。

Behavior機能によって自動以降が行われており、Yahoo! DMPの管理ツールにはすでにアクセスできなくなっています。カスタムリストをアップロードする作業は、Yahoo!広告の広告管理ツールから引き続き可能です。

ディスプレイ広告のターゲティング年齢区分が変更に

2022年4月5日に、ディスプレイ広告のターゲティング年齢区分が変更完了しました。

  • (変更前)15~19歳
  • (変更後)18~19歳

となり、18歳未満へはターゲティングするのが難しくなっています。2022年4月より成年年齢が18歳に変更されたことを背景にした変更です。

ディスプレイ広告(運用型)での地域ターゲティング指定方法追加

2022年4月14日、ディスプレイ広告(運用型)での地域ターゲティングに新しく半径での指定が追加されました。従来の地域名での指定と併用可能であり、地域指定の幅が広がり便利になっています。

ディスプレイ広告(運用型)における効果測定ツールが追加

ディスプレイ広告(運用型)において、SKAdNetwork計測に対応したツール「Singular」が追加されました。

  • キャンペーン目的「アプリ訴求」
  • アプリOS「iOS」
  • SKAdNetwork計測「設定する」

に設定すると、Singularが選択でいるようになります。

ディスプレイ広告(運用型)における画像・動画の表示変更

2022年4月12日から、ディスプレイ広告(運用型)における画像・動画の表示変更が開始されました。

画像、動画に関しては、今後四隅の角を丸くする角丸加工が行われるようになっています。枠付きの画像・動画は角がなくなるリスクがあるので気を付けましょう。

ディスプレイ広告におけるパフォーマンスレポートの集計期間拡大

2022年5月11日に、ディスプレイ広告におけるパフォーマンスレポートの集計期間が

  • 変更前:過去25カ月分
  • 変更後:過去37カ月分

と変更されました。

ただし一部のデータは過去25カ月分のデータしか集計できないので注意してください。

検索広告が新しいコンバージョン測定への対応を完了させる

検索広告では、2022年5月31日に新しいコンバージョン測定の目的へ全移行しました。新しいコンバージョン測定の目的は従来の数種類から20種類に増加しており、より適切な目的を選択しやすくなっています。

また旧形式のレポート作成も終了し、新形式のパフォーマンスレポートに全面移行したのも覚えておきましょう。

2.Yahoo!広告ってそもそも何?

Yahoo!広告とはリスティング・ディスプレイ・アプリといった多様な広告形式をサポートした総合的な広告運用サービスです。

Yahoo!のデータアセットを活用しながら効率よく広告を出し分けられます。サポートも受けられるので安心して広告運用できるのも特徴です。

弊社でもYahoo!広告の2つ星パートナーとしてお客様の広告運用をサポートさせていただいております。気になる方はぜひお問い合わせください。

3.運用広告のアップデートまとめに関する最新情報を知る方法

Yahoo!広告といった運用広告のアップデートまとめについて知るには、

  • 各広告サービスの公式サイトを確認する
  • 広告に関するノウハウを取扱っているメディアを確認する

といった方法があります。

検索する際は「○○広告 アップデート 最新」などと入力すると素早く見つけられると思います。

公式サービスには今までのアップデート内容が一覧でまとめられているので分かりやすいです。また広告関連のメディアには公式サイトにまだ掲載されていないような情報が載っている場合もあるので、同時に確認しておくとよいでしょう。

4.まとめ

今回はYahoo!広告の最新アップデートをまとめてみました。

Yahoo!広告では大小問わずさまざまなアップデートが頻繁に行われています。気になる方は公式サイトや広告関連のメディアなどでチェックを行うと安心です。

運用について気になることがある方は、弊社のような公式パートナーに依頼すると最新情報が受け取れる可能性があります。運用負担削減のためにもぜひ運用代行等をご検討ください。